なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

お年玉「島梟」シマフクロウ

 

昨年、知床で深夜に撮影したシマフクロウです。

 

 

 上の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。

 

シマフクロウは日本にいるフクロウの中で最も大きく全身は灰褐色の羽毛で覆われています。

 

絶滅危惧IA (CR)(環境省レッドリスト)の希少なシマフクロウはフクロウの中でも世界最大級の大きさを誇り、 体長70㎝、翼を広げた時には180㎝、体重は4㎏にもなる大型のフクロウです。


シマフクロウは、20世紀初頭までは、北海道全域に分布していたそうですが、森林伐採による営巣木の減少と河川改修や砂防ダム建設による餌の魚類の減少等により、現在は、北海道東部の知床、根室、日高地域などで見られるだけになったようです。


生息数は約50つがい140羽で、絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧ⅠA類に指定されています。このうちの約半数は、良好な自然環境が保全されている知床地域に生息しているとのことです。

 

ふくろふの 口ごもり鳴ける 良夜かな )    (水原秋桜子