昨年、知床で深夜に撮影したシマフクロウです。
上の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。
シマフクロウは日本にいるフクロウの中で最も大きく全身は灰褐色の羽毛で覆われています。
絶滅危惧IA (CR)(環境省レッドリスト)の希少なシマフクロウはフクロウの中でも世界最大級の大きさを誇り、 体長70㎝、翼を広げた時には180㎝、体重は4㎏にもなる大型のフクロウです。
シマフクロウは、20世紀初頭までは、北海道全域に分布していたそうですが、森林伐採による営巣木の減少と河川改修や砂防ダム建設による餌の魚類の減少等により、現在は、北海道東部の知床、根室、日高地域などで見られるだけになったようです。
生息数は約50つがい140羽で、絶滅のおそれが最も高い絶滅危惧ⅠA類に指定されています。このうちの約半数は、良好な自然環境が保全されている知床地域に生息しているとのことです。
「ふくろふの 口ごもり鳴ける 良夜かな ) (水原秋桜子)