なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

飛び立って旋回するオオヒシクイの群れ

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上の写真は、キヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMに1.4倍のテレコンを装着し手持ち撮影しました。

 

1月8日現在、霞ヶ浦に隣接する茨城県稲敷市の稲波干拓地(いなみかんたくち)の約230haの広々とした水田地帯の江戸崎付近に124羽のオオヒシクイが飛来しています。

曇り空に向かって、休んでいたオオヒシクイたちは、近づく車を恐れて一斉に飛びたちました。

飛び立つ時に「グワワ・・・」と騒がしく鳴きながら飛んでいきます。

大きな鳥が一斉に飛び立つ姿は勇壮で、とても感動的です。

 

大きおく大きくゆったりと「浩然之気 こうぜんのき.」を孕(はら)んで飛んでいます。

 

浩然の気(こうぜんのき)とは、心が広く、勁(つよ)く、大きく、ゆったりした気のことで天地にみなぎっている 万物の生命力や 活力の源となる気 物事にとらわれない 広々と大きく おおらかな気のことです。中国,戦国時代の 儒家孟子の説いた説。人間の内部より発する気で,正しく養い育てていけば天地の間 に満ちるものとされる。また,道義が伴わないとしぼむとされ,道徳的意味を強くもつ概念 で道徳的活力とでもいうべきものです。..

 

 「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」(史記-陳渉世家)

(書き下し文)

   燕雀(えんじゃく)安(いずく)んぞ鴻鵠(こうこく)の志(こころざし)を知らんや


司馬遷(しばせん)の史記(しき)に記載されている名言です。

 

陳勝(ちんしょう)は若い頃、日雇い農夫をしていました。仲間に対して大きなことを言って馬鹿にされていましたが、陳勝は「嗟呼燕雀安知鴻鵠之志哉」(ああ、燕や雀のごとき小鳥にどうして鴻(ヒシクイ)や鵠(白鳥)といった大きな鳥の志がわかろうか)と意に介さなかったということです。

 

今年もオオヒシクイのようにゆったりとした人生を歩みたいものです。