なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

梢でさえずるサンショウクイ

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 上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着して撮影しました。

5月27日、松之山の早朝、ピリピリとさえずるサンショウクイが高い木の梢にとまっていました。

この鳥は、ピリッ、ピリリリリッ。ヒリッ、ヒリッ、ヒリッと鳴きながら飛びます。 この鳴き声から山椒の実を食べたという事で”サンショウ クイ”の名が付いたようです。

山椒は小粒でもぴりりと辛い 」(ことわざ)

サンショウクイは、環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

サンショウクイは、夏鳥として渡来し日本で繁殖する鳥で、かつては、山里に初夏の訪れを告(つ)げるあたりまえの鳥だったそうで、以前は東京都区部明治神宮でも繁殖していたとのことです。

ところが、今では、越冬地などの開発による自然破壊のせいなのか、生息数は減少していて、観察できる機会は少なくなっている鳥なんだそうです。


サンショウクイは、全長20センチでスズメより大きくセキレイとほぼ同大の鳥です。一日の大半を上空を飛び回ったり、高い木の上で過ごしているとのことです。