上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。
地上の獲物を探して電柱の場所を変えながら狙っていました。
近年、このハヤブサが都市周辺で増加傾向にあるようです。ハヤブサもオオタカ同様に、都市環境にたくさん暮らしているドバトを捉えるようになり、餌を豊富に得られるようになってきたのです。
また、自然環境下でのハヤブサの繁殖場所は、断崖(だんがい)の棚になったような所が主ですが、都市環境下のビルがこの断崖(だんがい)の代わりに使われるようになってきたようです。
こうした傾向は全世界的なようで、カナダのトロント市街での高層ビルでの繁殖などが知られています。
手賀沼の利根川導水路付近の鉄塔で、時々ハヤブサの狩りを見ることができます。
「まなこをあげて落つる日の
きらめくかたを眺(なが)むるに
羽袖(はそで)うちふる鶻隼(はやぶさ)は
彩(あや)なす雲を舞ひ出でゝ
翅(つばさ)の塵(ちり)を払ひつゝ
物にかゝはる風情(ふぜい)なし」
(島崎藤村 「新潮」より)