なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

このまがくれのミコアイサ♂

 

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   上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。  

 

1月13日、千葉県成田市の坂田が池の周りを歩いていると、このまがくれにミコアイサのオスが、泳いでいるのが見えました。

でも、かなりのスピードで遠ざかって行きます。

遠ざかるにつれ、他の鴨と紛れてしまいました。

 

ミコアイサ(巫女秋沙)は、全長:雄44cm,雌39cm,翼開長:61〜70cmで、アイサ類では、一番小型の種です。雄は全体がほぼ白色で,背と初列風切が黒色です。目先と後頭部に黒斑があります。パンダのような顔をしているため,通称「パンダガモ」と呼ばれています。

冬鳥として全国の湖沼,大きな河川などに渡来します。アイサ類は,潜水して魚を捕らえる食性を持ったカモ科の鳥で,くちばしが細く,先は鉤形に曲がり,縁にはのこぎりの歯のようなギザギザがあり,捕らえた魚をしっかりと押さえる役目をしています。

 

山の際(ま)に
  渡る秋沙(あきさ)の行きて居む
    その川の瀬に波立つなゆめ

(山を越え渡ってきた秋沙のために、
    川よ波立たないでおくれ)

          万葉集 (詠み人知らず)