なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

勝弦峠からみた諏訪湖

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上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。

 長野県の岡谷市塩尻市の市境となる勝弦峠の南側の尾根筋道路脇から見た諏訪湖です。

1月22日に撮影しました

 

みずうみの氷はとけてなほ寒し 

         三日月の影波に映ろふ」 

 

ふるさとの冬をこう詠んだアララギ派の代表島木赤彦は、諏訪湖付近(上諏訪村角間)が生誕地とのことです。

この峠から見た諏訪湖は、凍っていないし、今年も暖かい為「氷の道=お神渡り⌋は、出来ないかなぁと思いました。

ネットでの情報(信州とっておき情報)の氷の道についての説明は、以下の通りです。

信州最大の湖の諏訪湖は、毎年冬に全面結氷します。年により、その氷の厚さが10cm以上になり、零下10℃程度の冷え込みが数日続くと、湖面の氷が大音響と共に山脈のように盛り上がる「御神渡りおみわたり」が見られます。これは、気温の上下に寄って氷が膨張と収縮を繰り返すことによって複雑なメカニズムで起きる自然現象なのですが、何年かに一度、最高50cm~1mもの高さで湖岸から湖岸まで数kmに渡り「氷の道」ができる光景は不思議なものです。
諏訪大社上社男神が下社の女神のもとへと渡る恋の道である、というロマンチックな言い伝えがあり、今も神官が御神渡りかどうかを認定する拝観式が行われます。その時、湖面の割れ目の状態を見て、その年の天候や農作物の出来、世の中の吉凶までも占います。御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれます。

諏訪湖は、最近は温暖化のせいで冬でも全面結氷する日が減り、御神渡りも起こらない年が多くなっています。1990年以降に出現したのは、1991・1997・2003・2004・2006・2008・2012・2013・2018年です。
場所は、諏訪湖の南東から北に2本、南西から東に1本の合計3本の「道」でせり上がることが多いようです。御神渡りと認定されない年や御神渡りと認定される前でも、部分的なせりあがりが見られることがあり、また、結氷した湖を間近に見るだけでも迫力を感じます。