なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

白梅の花

f:id:digibirds:20200222163035j:plain

f:id:digibirds:20200222163047j:plain

f:id:digibirds:20200222163056j:plain

f:id:digibirds:20200222163109j:plain

f:id:digibirds:20200222163124j:plain

f:id:digibirds:20200222163134j:plain

  上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持ち撮影しました。

いま、梅園は、満開です。

桜の花の時期は、短いですが、梅は、3月頃まで長く咲きます。

さて、ちょっと心温まる梅の故事を紹介します。

 

「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の故事

 

ある時、  宮殿の前の梅が枯れてしまった。  そのときの天皇村上天皇は これを残念に思い、かわりの木を探させていたが、 ある屋敷で良い梅の木を見つけて  それを勅命で宮殿に献上させた。

そしてその木を植えてみたところ、屋敷の女主人の書いた歌が 紙で結びつけてあり、  

「勅なれば いともかしこし   鶯(うぐいす)の   宿はと問(と)はば   いかがこたえむ」

 とあった。    

歌の心を知る天皇は、すぐにこの梅の木を 元の屋敷に返したという。


この故事が、平安時代にあったとすれば、梅に鶯は、江戸時代の花札以前に言われていた事になります。

花札のデザイナーが、メジロの目を赤くしたのは、うぐいすではなくメジロなのだとの諧謔では・・・