なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

若葉のアジサイ

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上の写真は、ライカのコンパクトデジカメD-LUX3 (35mm判換算28~112mm、F2.8~4.9のLeica DC Vario-Elmaritレンズ)で手持ち撮影しました。

 3月28日、我が家のアジサイの葉の写真です。

梅雨の頃咲くアジサイも、冬の眠りから覚めて、青々と葉を茂らせています。

春になったばかりですが、植物は、もう夏に備えて頑張っています。

 

喫茶去  映画「東京ラプソディー」(DVD)を観る

この映画は、昭和11年制作の藤山一郎主演の映画です。

藤山一郎(20代)の歌と彼の昭和初期の自動車の運転姿や当時の世相が伝わって来ます。

なんとこの映画の助監督は、[七人の侍]の黒澤明監督、録音技師にソニー創業者の井深大がクレジットされています。

この映画の主題歌の「東京ラプソディー」は、前年発売の藤山一郎SPレコードのヒット曲です。

このヒットにより、彼は、昭和恐慌で傾いた、彼の家の借財を返せ、大歌手へのスタートをきれたとのことです。

黒澤明井深大も、まだ、当時は、無名時代でしたが、後に大人物となりました。

また、この曲の作曲者の古賀政男は、若くしてテイチクレコードの重役となり、T型フォードの自動車で東京の外苑付近を颯爽と走っていた時にフォックストロット調のこの曲の曲想がわいてきたという、とても軽やかな歌です。

コロナ不況の今、この映画を観ると、戦前の暗い時代の庶民が奮い立とうとする力を感じました。

♫♫ 東京ラプソディ

作詞・作曲: 門田ゆたか(作詞)

       /古賀政男(作曲)

 

花咲き花散る宵も
銀座の柳の下で
待つは君ひとり 君ひとり
逢えば行く ティールーム
楽し都 恋の都
夢のパラダイスよ 花の東京