なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

ハマナスの花

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 上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

7月24日谷津干潟に咲いていたハマナスの花です。

とても綺麗な花ですねぇ!

この花の下に実が成っていました。


はまなす

北海道の道花(浜梨) とのことで

「♪ 知床の岬に~         はまなすの咲く頃~
知床旅情

の歌で有名です。

知床旅情」は森繁久彌もりしげひさや)氏が作詞・作曲して、「しれとこ旅情」の題で昭和35年(1960)に発表し、加藤登紀子(かとうときこ)さんなども歌っていました。

懐かしい歌ですよね!

この花には何か抒情的なものを感じます。

ハマナスの分布は、北海道だけでなく、東アジアの温帯、亜寒帯に広く分布し、日本では本州の茨城県以北の太平洋側および鳥取県以北の日本海側の海岸の砂地でも見られるとのことです。

千葉は、茨城県以北ではありませんが、ここでも立派に咲いていました。

でもこの谷津干潟ハマナスは、野生の木ではなく、「植栽された」ハマナスの木なのかもしれません。


はまなすや 今も沖には 未来あり 
     中村草田男


俳句の意味

熱狂の夏が終わり成熟の秋を迎えようとしています。

海辺に真っ赤なはまなすが咲いています。

今は明るい未来があることを実感できなくても遥か沖では太陽の光を反射して波がきらめいており、きっと遠い将来にはよい日々を過ごせることに違いない。