なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

百日草

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

我が家の鉢植えの百日草です。

現在いっぱい咲いています。

 

百日草の学名「Zinnia(ジニア)」は、ドイツの植物学者であるヨハン・ゴットフリート・ジン(Johann Gottfried Zinn / 1727~1759)を記念した名前です。

夏から秋にかけて長期間咲き続けるので和名では百日草(ヒャクニチソウ)といいます。

アメリカでは「Youth-and-old-age(若さと老年)」とも呼ばれていますが、これは花が長く色を保ち、若々しくあることをあらわしているともいわれます。

花言葉の由来
花言葉の「不在の友を思う」(西洋では「thoughts of absent friends(不在の友を思う)」)や「注意を怠るな」は、ジニアの花期が長いことにちなむといわれます。

時の経過とともに会えない人への想いが強くなること、時間の経過とともに注意力が薄れることが花言葉の背景にあるといわれます。

 

喫茶去

バックハウス 最後の演奏会のCDを聴く


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今日は、久しぶりにバックハウス最後の演奏会を聴きました。

この演奏は、CDで聴いていますが、この演奏のLPを購入した時のことは、鮮明に覚えています。

20代の会社員の頃、上司からこのLPを紹介されていましたが、結婚したばかりでサラリーが少なかったし、高価だったので、すぐには買えませんでした。

 

その上司は、聴いていると、感動で涙が出ると言っていました。

 

どうしても手に入れたくて、都合をつけて、立派な装丁のLPボックスを買い求め、ワクワクしながら小脇に抱えて電車で帰宅して、聴きました。

 

感動しました。

50年ほど遠い昔の話です。

 

今、そのLPボックスセットは、手放して手元にありません。

 

今、CDで聴いても感動します。

一気に2CD聴いてしまいました。

最後のシューベルト即興曲は、まさにバックハウス白鳥の歌です。私も胸がつまります。

 

以下メーカー資料を引用します。

 

バックハウス/最後の演奏会

 

名ピアニスト、ヴィルヘルム・バックハウス[1884-1969]が、オーストリアの小さな町でおこなったコンサートを収録した貴重なライヴ盤。強靭なテクニックと骨太の音楽性により、ドイツ屈指のベートーヴェン弾きとして、若い頃から世界的な名声を獲得していたバックハウス。ここに収められた最晩年のライヴでは、年齢もあってか剛毅なダイナミズムは影を潜め、暖かく高雅な音楽が聴き手の心に染み入ります。
6月28日のベートーヴェンソナタ第18番では、バックハウスは途中で気分が悪くなって第3楽章までで演奏を中断、プログラム変更をおこなう旨のアナウンスも収録されています。ちなみにバックハウスはこの1週間後の7月5日、ケルンテンで亡くなっていますので、このアルバムにはドキュメントとしての価値も備わっているといえるでしょう。

CD-1(1969年6月26日の演奏会)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調作品53『ワルトシュタイン』
シューベルト:楽興の時D.780(作品94)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331『トルコ行進曲付き』
シューベルト即興曲変イ長調D.935の2(作品142の2)

CD-2(1969年6月28日の演奏会)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調作品31の3から(第1~3楽章)
シューマン:幻想小曲集作品12から第1曲『夕べに』
シューマン:幻想小曲集作品12から第3曲『なぜに?』
シューベルト即興曲変イ長調D.935の2(

作品142の2)

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
録音時期:1969年6月26&28日(ステレオ)
録音場所:オシアッハ(オーストリア

 

喫茶去


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シャルル・ミュンシュ
ベートーヴェン交響曲第5番『運命』&第6番『田園』

を聴く

 

運命は、LP時代ミュンシュ

ベートーヴェンの運命

シューベルトの未完成

カップリングでよく聴きました。

今日は、田園との組み合わせのCDで聴いてみました。

スッキリとした演奏でとても懐かしく聴きました。

 

ベートーヴェン交響曲第5番ハ短調『運命』
1955年5月2日、ボストン・シンフォニー・ホール

ベートーヴェン交響曲第6番『田園』
1955年8月16日、ボストン・シンフォニー・ホール

シャルル・ミュンシュ(指揮)ボストン交響楽団

 

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団コンサートマスターをつとめていたミュンシュは、フルトヴェングラーワルターのもとでドイツ音楽の神髄に触れることになりました。第1楽章主部のリピートさえ省略し、たたみかけるような速いテンポで全曲を押し切るドラマティックな『運命』、自然への賛歌を大らかに歌い上げる、人間味溢れた『田園』など、ミュンシュならではのベートーヴェン解釈を堪能できます。超快速の『コリオラン』もユニークな解釈で際立っています。
『運命』はもともとシューベルトの『未完成』とカップリングされて発売されたもので、LP時代に流行した『運命』『未完成』のカップリングのおそらくはしりの1枚となったもの(RCAはこのあと1968年に小澤=シカゴ響でもこのカップリングのLPを発売)。『田園』はタングルウッド音楽祭期間中に録音されたもの。『コリオラン』は1956年に発売された『ベートーヴェン:序曲集』が初出。(BMG JAPAN

ベートーヴェン
1.交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』(STEREO)
2.交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』(STEREO)
3.序曲『コリオラン』 Op.62(STEREO)
ボストン交響楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
録音時期:1955年5月2日(1)、1955年8月16日(2)、1956年2月26,27日(3)
録音場所:ボストン、シンフォニー・ホール