なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

並んだコスモス

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上の写真は、EOS7Dマーク2にCANON EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USMを装着して、手持撮影しました。

我孫子市民農園のコスモスが並んて風に揺られていました。

可愛いですね。

秋も深まりつつあるようです。

 

喫茶去

小澤征爾の第九を聴く


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サイトウキネンの第九も好きですが、

この第九も好きです。名演です。

流石、世界の小澤ですね!

 

第九の第1回目の録音で、これがフィリップス・レーベルへの最初のアルバムともなった記念すべき1枚。サイトウ・キネンとの円熟の演奏とは違う、若き小澤の情熱的で推進力あふれる快演とも言うべき演奏。(CDジャーナル データベースより)

 

ベートーヴェン交響曲第9番『合唱』
小澤征爾&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

この小澤征爾と名手揃いのイギリスの名門ニュー・フィルハーモニア管弦楽団との『第九』の録音は、1974年2月、厳寒のなか、電力ストと重なったためわずか2日間で行なわれました。「だから僕にも、オーケストラ全員にも緊張感が生まれ、よい成果に結びついたとおもいます」と小澤は語っています。この小澤征爾にとって1回目の『第九』の録音は、小澤の意気ごみと熱気が全体を包む臨場感あふれる演奏で、1975年度のレコード・アカデミー賞を受賞しています。
クラシック銘盤ベスト1200シリーズ。ルビジウム・クロック・カッティング。(UNIVERSAL MUSIC

【収録情報】
ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』

マリタ・ネイピア(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ヘルゲ・ブリリオート(テノール
カール・リッダーブッシュ(バス)
アンブロジアン・シンガーズ
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
小澤征爾(指揮)

録音時期:1974年2月
録音場所:ロンドン
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)

 

喫茶去

トスカニーニの第9、オープンリール・テープ復刻を聴く


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この第九は凄い凄い。

桁違いの演奏です。小澤征爾のCDの後に聴くと当時の巨匠は物凄いと思います。迫力が並でありません。

小澤の演奏は現代の名演ですが、こんな凄い演奏と比較できません。

現代の指揮者は誰もこれだけの演奏は、できないと思います。

私は、トスカニーニ大全集を持っていますが、これだけ良い録音ではありません。この復刻は見事です。

このCDは、巨匠の遺産にふさわしいCDです。

数ある、第九のCDの頂点に立つ立派な演奏だと思います。

 

トスカニーニ

ベートーヴェン第9
ファン待望のオープンリール・テープ復刻登場!

【制作者より】
トスカニーニのオリジナル・モノラルによるオープンリール・テープは中古市場でも非常に珍しいものですが、その中でもベートーヴェン交響曲第9番『合唱』(EC-52)は特に入手難として知られています。しかし、2014年になって幻化していたテープを入手、CD化にいたりました。音質は予想以上に情報量が多く、特に中低域は豊かで、全体的には非常に肉厚で艶やかです。また、モノラルながら広がりも十分で、残響が意外に多いことにも気づかされます。従来のディスクではいかにも窮屈に鳴っていた印象が、大きく変わってくるものと思われます。
解説にはジョン・M・コンリーが月刊誌に掲載した「トスカニーニ『第9』を録音」を掲載しています。これはこのディスクの録音セッションを詳細に伝えた文章で、準備の段階から指揮者の登場、セッション中の様子、休憩時間のトスカニーニ、録音の完成と指揮者の許諾、トスカニーニ家の再生装置のことなど、演奏内容とぴたりと一致した読み物です!(平林直哉

【収録情報】
ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』

アイリーン・ファーレル(ソプラノ)
ナン・メリマン(メゾ・ソプラノ)
ジャン・ピアース(テノール
ノーマン・スコット( バス)
ロバート・ショウ合唱団(合唱指揮:ロバート・ショウ
NBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)

録音時期:1952年3月31日、4月1日
録音場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール
録音方式:モノラル(セッション)
使用音源:RCA (U.S.A.) EC-52(2トラック、19センチ、オープンリール・テープ)

 

喫茶去

宇宙の誕生と終焉

を読む


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今日は、

 

松原 隆彦 著
宇宙の誕生と終焉 最新理論で解き明かす! 138億年の宇宙の歴史とその未来 (サイエンス・アイ新書)

を読んでみました。

 

この本は、図がいっぱいあるので、感覚的に宇宙が味わえます。

 

宇宙論を専門とし、サイエンスZERO「徹底解説!
“宇宙の果て"に迫る」にも出演した新鋭の著者が、
宇宙の始まりから終わりまでを、ストーリー仕立てでわかりやすく解説。
テレビでは語られなかった宇宙のさまざまな謎や疑問、そのすべての解答がこの本に!!


▼本書の構成
第1章 宇宙という不可思議な存在
第2章 宇宙の始まり
第3章 宇宙の構成
第4章 宇宙の進化
第5章 宇宙の終焉

バラバラページをめくりながら読んていくとなんとなく分かった気持ちになります。

宇宙の神秘にせまる話は老後の嬉しみです。

 

 

 

喫茶去

エネスコの無伴奏を聴く


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エネスコのバッハ無伴奏全曲
米コンチネンタル・オリジナル盤より復刻!

【制作者より】
このCDの音源となったレコードは、米コンチネンタル・オリジナル盤です。当盤は国内にせいぜい数セットしか存在しない超貴重盤です。針を落としてみると、この時代のレコード相応のプチプチ・ノイズはありますが、幸いなことに重針圧のSP針によって音溝が潰れておらず、しっかり音をゲット出来ました。
 エネスコの無伴奏と言えばこれまで音程の狂い、演奏技術の劣化等が言われてきましたが、オリジナル盤の正確な復刻によって、全く狂いのない音程、晩年になっても衰えを知らぬエネスコの見事な演奏技術が明らかにされました。これは晩年のエネスコの評価を一変させる復刻と言っても過言ではないでしょう。エネスコのヴァイオリンには官能性と精神性が奇跡的に共存しておりますが、今回それが見事に捉えられております。少し大げさですが、仮に人に苦しみや悲しみを乗り越えさせる力を持つ音楽があるとすれば、今回復刻したエネスコのバッハこそまさにそれにあたるのではないか? などと言うことを考えさせられた次第です。
 尚、プチノイズ取りを含む一切のデジタルリマスタリングは当社の方針により行っていませんので、悪しからずご了承下さいませ。(オタケン・レコード 太田憲志)

【収録情報】
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲

Disc1
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV.1001
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003
Disc2
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV.1006

 ジョルジュ・エネスコ(ヴァイオリン)

 録音時期:1940年代末
 録音方式:モノラル
 原盤:米コンチネンタルCLP104-106(最初期赤ラベル厚盤)

無伴奏ヴァイオリンは、ミルシュテインハイフェッツシェリングシゲティなどで聴いていました。エネスコのCDも聴いていましたが貧弱な音でした。

復刻のCDは、見事な復刻で、エネスコの無伴奏ヴァイオリンの特徴が良く分かります。

エネスコのバッハの高貴な歌が甦っています。得難いCDです。

晩年とは思えないほど力強いエネスコの音楽表現に魂を揺さぶられ、大いに感動しました。

 

喫茶去


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ベーレンライター版(プラス・アルファ?)使用!
ベートーヴェン交響曲全集(CD5枚組)
ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団

今日は、ジンマンの全集から第九を聴いてみました。

この全集は、チョット面白い全集です。

第九も楽しく聴くことができます。

ベートーヴェンらしくないかもしれません。

まぁ今時の演奏なんでしょう!

これはこれで楽しめます!

 

1997&98年デジタル録音。ベーレンライター社刊行の新全集版を使用し、随所にさらに指揮者や奏者のアイデアが加えられた聴きどころ満載の刺激的ベートーヴェン全集。モダン楽器小編成オケの機動性を生かしながら、ある意味でやりたい放題の“時代考証様式”を取り入れることで、斬新きわまりない表現を獲得したまさに画期的なベートーヴェン演奏です。

 

【指揮者】デイヴィッド・ジンマン
管弦楽チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
【ソプラノ】ルート・ツィーザク
メゾソプラノ】ビルギット・レンメルト
テノール】スティーヴ・ダヴィスリム
バリトン】デトレフ・ロート
【合唱】スイス室内合唱団
【録音年月】1998年12月
【レーベル】RCA

 

あまりベートーヴェンらしくない全集なので、最初に買う全集ではありません。

指揮者デイヴィッド・ジンマンは米国人で、2014年のシーズンまで20年間にわたりスイスの名門オーケストラ、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団音楽監督を務めました。
このCDは、数ある第九CDの中でも賛否両論のあることで有名な、ある意味「問題作」です。
まずCDの発売経緯ですが、この第九は単独で発売されたわけではなくジンマン、チューリッヒ・トーンハレのコンビによるベートーヴェン交響曲全集の最後を飾る一枚として発売されました。

そしてこの全集全体が「ベーレンライター版楽譜を使用した、モダン・オーケストラによる(つまり古楽器オーケストラではない)初めてのベートーヴェン交響曲の全曲録音!」というキャッチフレーズのもとに発売されました。

まぁこんなベートーヴェン交響曲全集があってもいいのかもしれません。