なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

朝日の中のススキ

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上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

11月22日の朝、手賀沼湖畔のススキです。

朝日を浴びて揺れていました。


ほの白い穂が夢の中の一場面のように、遠くまで揺れています。


晩秋が、なびいているんです。


 

人皆は 萩を秋といふよし

我は 尾花が末(うれ)を 

秋とは言はむ


  ~作者未詳 『万葉集』 巻10-2110

 

人はみな萩の花こそ秋を思わすものだというが、
しかし私はすすきの穂先にこそ秋を思うのだと言おう。