なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

紅葉する銀杏

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上の写真は、ドコモ スマホ Xperia 10 III SO-52Bのレンズで撮影しました。

近所の銀杏も色づいてきました。

喫茶去

ヴァルヒャの平均律を聴く



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偉大なチェンバリスト、ヘルムート・ヴァルヒャ[1907-1991]が1961年にEMIに録音したバッハの平均律クラヴィーア曲集全曲をCD化。
 ヴァルヒャはこの録音の後、1973年から1974年にDG(ARCHIV)に二度目の平均律クラヴィーア曲集全曲を録音しており、そちらではルッカースとエムシュの歴史的楽器を用いていました。一方、このEMI録音ではアンマーのモダン・チェンバロが用いられています。ピリオド・チェンバロが当たり前になった現在では、むしろアンマー・チェンバロによる全曲録音の方が稀少性が高く、またヴァルヒャの本領もこちらにあると思われます。演奏は、ヴァルヒャのバッハへの深い愛と理解の結晶で、揺ぎ無い自身に満ちた打鍵から生まれる音楽は、聴くものを安心と幸福で満たしてくれます。録音も半世紀以上前とは信じがたい鮮明さです。(TOBU)