上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF200mm F2.8L USMを装着し手持ち撮影しました。
春たちける日よめる
袖ひちて むすびし水の こほれるを
春立つけふの 風やとくらむ
[意訳]
立春の日に詠んだ歌
(夏の間)袖が濡れるようにしてすくった水が(冬の間)凍っていたのを、立春の今日吹く風が溶かすだろうか。
去年の夏に納涼のために訪れた水辺ですくった水が、秋を過ぎ冬になると凍ってしまった。立春の今日、一年にわたる季節の時間の経過を、一首の歌で詠んでいます。
この「風」は、東から吹いてくる風、東風(こち)のことです。
暦のひとつに、一年を七十二に分けて表した七十二候というものがあります。
それによると、立春の日は七十二候の「東風(こち)凍(こおり)を解(と)く」にあたります。
この和歌は、七十二候の「東風(こち)凍(こおり)を解(と)く」を踏まえて作られた歌です。
夏、秋、冬、そして春と、一年間の時の流れを、わずか三十一文字で表しています。
手賀沼の湖面を渡る風は、まだ冷たいですが、その土手下に吹く風は春の風です。
オオハクチョウの4羽は、最近はここで、よく見かけます。
今日も仲良く遊んでいました。