なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

里のキクイタダキ

時雨(しぐれ)っぽい日です。厚い雲に包まれて寒い日になりました。師走(しわす)の最初の日は、前線(ぜんせん)の通過によって、とても不安定な天候になりました。

そんな日のお昼前に、シジュウカラの混群(こんぐん)が、里の雑木林にやってきました。その中に2〜3羽のキクイタダキが、混じっています。とても慌(あわ)ただしく動き回ります。一時(いっとき)も枝にとまりません。空中にいるのを狙って写真を撮るのですが、ピントが間に合いません。ピンボケ写真を量産(りょうさん)してしまいました。

それでも頑張って撮影してましたが、黒い雲が、どんどん近付いてきます。急に、冷たい風が、吹きつけるようになって、冷たい雨も、降り始めました。いい写真が、撮れていないので、もう少し撮りたかったのですが、退散(たいさん)しました。

(註)写真では大きく映(うつ)っていますが、キクイタダキは、体長10cmぐらい、体重3〜5gの小さな鳥で、日本国内では最小の鳥です。小さな昆虫類などを食べるので、空中を飛び回ります。


以下の写真は、以前に同じ場所で撮ったキクイタダキです。