なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

餌をもらうツバメのヒナたち

梅雨の晴れ間の午後、駅前のバス停の庇に作ったツバメの巣。一羽のツバメのヒナが、親鳥の来るのを待って、巣から身体を乗り出しています。親鳥が近づくと、一羽だと思っていたヒナがもう一羽、顔を出しました。この子は、最初に見えたヒナより小さいようで…

緑陰のサンコウチョウ雄

梅雨の午後、清流近くの緑陰で、透明感のある「フイチイチイホイホイホイ」と鳴き声が聞こえます。サンコウチョウ(三光鳥)です。サンコウチョウは、その鳴き声をツキ・ヒ・ホシ、ホイホイホイと聞いたのが三光鳥の名前の由来と言われています。オスの繁殖…

魚を捕獲して飛び去るトビ

手賀川の水面に茶色の鳥が舞い降りました。何かを捕まえているようすです。猛禽のようです。「ミサゴなら全身が茶色でなくてもっと白いし?」などと考えているうちに、大きな魚を、足でつかんで飛び去っていきました。どんな猛禽かと撮影した鳥をカメラの液…

コジュリンのいる風景

笹川付近、利根川下流の風景にコジュリンが溶け込んでいます。夏至のころの梅雨の晴れ間の風情です。コジュリンの澄んだ鳴き声があたりをつつみます。身体をこれ以上反り返れないほど胸をはり、強い意志のある目を見開いて、クチバシの中が赤く見えるほど口…

飛んでさえずるオオセッカ

利根川下流の堤防越しにジュクジュクジュクジュクとオオセッカの鳴き声が聞こえます。堤防を越えて、見てみると、河原の葭原の上を右に左に飛んでいます。あちこち飛び回り、背の高い枯草にとまって囀ります。絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)に登…

印旛沼で囀るオオヨシキリ

印旛沼の葭原で、オオヨシキリが頻りにさえずっています。一夫多妻のオオヨシキリのオスは、メスを呼ぶために鳴くそうですし、複雑に美しく囀るオスが、子孫をたくさん残すようです。また、鳥の鳴き声にも方言があるそうなので、この鳥は千葉なまりでないて…

笹川のコジュリン

利根川下流の河川敷の広大な葭原で、コジュリンが、「ピーツピーツツピー、ピーツピーツツクチュピー」ととても可愛い声で鳴いています。毎年この時期この場所で会えますが、この鳥は、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に分類される稀少な鳥です。…

サンカノゴイ夏至に飛ぶ

6月21日が夏至でしたが、雨だったので、夏至の翌日の6月22日の正午ころ撮影しました。田んぼから沼に飛んで帰巣するサンカノゴイです。羽があまり損傷していない溌剌としたサンカノゴイです。鳴きながら飛んでいるようですが、ボーと低い声なので鳴き…

蝶の戯れ

夏至に近い川端の土手で、蝶がひらひら舞っていました。1つが、2つ、3つと蝶が重なり、路傍の草花と溶け合って、夢遊病者が見るような、幻想的風景が展開されてゆきます。 はっと我に返ると、現(うつつ)の世界の川端の景色が目に入りました。夢のような…

木下闇(こしたやみ)のメジロ

梅雨の晴れ間の小高い丘の木々の間に小鳥の姿が見え隠れしています。ここは、古城の天守跡。涼しいそよ風が吹いています。小鳥が、近くの青葉闇(あおばやみ)の木の枝にとまりました。メジロです。その近くをよく見ると小さな木の実があります。この木の実…

飛び立つダイサギ

田んぼの中で食餌していたダイサギが、突然、飛び立ちました。目の前で見るダイサギは、大きくて立派です。悠然と飛び去っていきました。

損傷のすくないルリタテハ

梅雨の曇り空、東京都のはずれにある、森の地面の上で、ほとんど羽に損傷のない蝶が、羽を広げていました。ルリタテハという蝶のようです。この蝶は、タテハチョウ科に属する蝶で、日本では北海道より八重山(やえやま)列島にわたって広く分布し、特別珍し…

あぜ道を歩くサンカノゴイ

あぜ道をサンカノゴイが歩いています。時々、立ち止まってあたりを見回します。立ち止まってあぜ道の上で動かなくなったので、目を離していたら、あぜ道から姿が消えていました。気が付くとこちらに飛んできています。いつの間にか、田んぼから飛び出して、…

水浴びをする雌雄のタマシギ

梅雨の晴れ間の午後、タマシギのオスとメスが田んぼの畝の間の水に体を浸して水浴びをし始めました。蒸し暑いのは、人だけではなくて、タマシギもこたえているようですね。

コブハクチョウの大家族

コブハクチョウの6羽の子供と両親が、川の岸部で草をたべていました。のんびりした夏至(げし)まじかの雀色時(すずめいろどき)の光景です。 家族の安らぎを感じますねぇ〜。

飛ぶサンカノゴイとヨシゴイ

沼の広い芦原をヨシゴイが、右に左に飛んでいます。たまにサンカノゴイも芦原から飛び立ちます。今日も、芦原から、突然、サンカノゴイが飛び出して飛び去っていきました。少したって今度は近くの芦原から、ヨシゴイが飛び立ちました。ヨシゴイは、少し飛ん…

田んぼでからみあう2羽のサンカノゴイ

熱帯低気圧の残していった雨も、午後にはあがったので、サンカノゴイの撮影に出かけてみました。うまい具合に2羽のサンカノゴイが田んぼの中でからみあっていました。双方、くちばしを大きく開けて頭の黒い羽をとさかのように逆立てて、羽をばたつかせなが…

利根川流域のコヨシキリ

利根川流域の広い葭原で葭原の鳥たちの大合唱が聞こえてきます。その中で、コヨシキリも、負けずに、大きな声で囀っています。オオヨシキリは、あちこちで見かけますが、コヨシキリは、あまり見かけません。いつも、オオヨシキリよりも後からやってきて、多…

頑張るオオルリのお母さん

深い新緑の木々の中、オオルリのお母さんが、何度も、枝と枝を飛び跳ねながら、虫をフライング・キャッチして、クチバシにくわえては、近くの巣の子供たちに運んでいるようです。鳥たちは、今、子育てでとても忙しい時期のようです。 お母さん頑張って!!

ゴイサギ飛翔

ゴイサギが川面を涼しげに飛んでいきます。ゴイサギは、夜行性の鳥として知られていますが、昼間でも時々みかけます。ゴイサギの成鳥は、なかなか品のある綺麗な鳥です。平家物語に醍醐天皇より五位の位を授けられた故事が書かれています。醍醐天皇は、「宣…

キジの親子

畑のあぜ道をキジのオスが歩いています。そこから2つの水田の距離をへだてた休耕田の草むらをキジのお母さんが、子供をつれて採食しています。子供は3羽いるようです。このキジのオスは、子供たちの父親かもしれません。子供は、草むらにかくれてほとんど…

田んぼで採食する雌雄のタマシギ

タマシギの綺麗なメスが田んぼを歩いていました。(タマシギは、オスよりメスのほうが鮮やかな色彩をしています。)オスのタマシギが追いかけていきます。メスはシランプリ!。オスは、飛び跳ねながら羽を広げて、バタバタと羽ばたきました。何度も羽ばたい…

川面を飛んで中州に戻るヨシゴイ

今年もいつもの中州にヨシゴイがやってきました。気持ちよさそうに直線的に川面を飛んで、中州に飛び込んでいきます。ここに営巣しているのでしょう。そのうち、ヒナたちもボサボサ頭の可愛い顔を出すことでしょう。今年も無事に子育てができますように! 閑…

房総の海のアジサシたち

房総の海の海岸近くの古びたテトラポットに15〜6羽のアジサシがやってきました。テトラポット上で「イスとりゲーム」のように入れ替わり立ち代わり遊んでいます。面白いので見ていましたが、いつまでも付き合っていられないので、退散しました。もう夏で…

渓流のガビチョウ

梅雨の中休み、青葉の茂る渓流の河原に、ガビチョウが2羽飛んできました。2羽とも流れに身を浸して水浴びを始めました。水浴びの後1羽は右の藪に飛び込んでしまいましたが、もう1羽は石に飛び移って濡れた体を乾かしているようです。彼方此方の石の上を…

新緑の中のヒガラ

軽井沢野鳥の森の新緑のなかのヒガラです。清流にかかる橋のたもとの木の枝にとまって「ツピン、ツピン」と鳴いていました。ヒガラは、シジュウカラの仲間では一番小さな鳥で、11cm(シジュウカラは15cm)しかありません。黒い頭にとても小さな冠羽がありま…

靄に霞むコガラ

雨上がりの八千穂高原の木立にコガラがやってきました。スズメより少し小さいコガラは、シジュウカラの仲間です。チョコチョコと動き回って、餌を捜しているようです。この野鳥は、とても可愛い小鳥です。あっちこっちと動き回っていましたが、小雨の中を飛…

鳴きながら飛ぶオオセッカ

利根川でさえずるオオセッカ。「ジュク・ジュク・ジュク・ジュク」激しくないています。風が強くて、つかまっている葦が、左右に激しく揺れています。オオセッカが飛び出しました。飛びながら鳴いています。「ここは、僕の縄張りだ!!」と叫んでいるのでし…

擬態するヨシゴイ

ヨシゴイは、擬態(ぎたい)する鳥として有名です。ヨシゴイは、危険を感じると逃げないで、葦になり切って、自分を葦に見せて誤魔化そうと、擬態します。今日も、私がカメラで撮影し始めると、擬態しましたが、撮影し続けていると、こらえきれずに、左右を…

サンカノゴイの雄姿

サンカノゴイが草むらから飛び出しました。どんどん高度を上げていきます。どうも左旋回しようとしています。巨大な軍艦が飛んでいくように感じます。左旋回してゆきます。彼方の田んぼに飛び去っていきました。 物凄い迫力を残して飛んでいきました。後に静…