なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼遊歩道のモズ

手手賀沼遊歩道を歩いているとモズの鳴き声が聞こえました。探してみると遊歩道の並木の枝にいましたが葉っぱが邪魔してよく見えません。彼方此方移動してかろうじて撮影しました。 ところでモズには古くからの伝承があるようです。「古事記」に、大雀命(お…

田んぼから飛び立つ前のオオヒシクイ

江戸先の田んぼにいるオオヒシクイたちは、見張り以外はほとんど寝ています。でも時々立ち上がって羽ばたくこともあるようです。近くで寝ていたオオヒシクイたちもも起きだしたりしてくると皆それぞれ起きだして採食し始める鳥たちも出てきます。相当な時間…

青空を雁行するオオヒシクイ

田んぼから飛び立ったオオヒシクイは、一旦、遠くに飛び去り再度田んぼの上空に舞い戻り隊列を整え雁行を始めました。晩秋の大空に飛ぶオオヒシクイたちは見事に連携し陣形を組んで飛翔しています。 雁行(がんこう)と言うのは、空を飛ぶ雁の列やその形を言…

飛ぶオオヒシクイ(コンデジ版)

江戸崎の田んぼから飛び立つオオヒシクイは、騒ぎながら飛び立ち遠くのほうに飛んで行き、また戻ってきて何度も旋回しました。 今回は田んぼを飛び立って戻ってきたオオヒシクイをパナソニックのコンパクトデジタルカメラ PANASONIC DMC-FZ300 で撮影した写…

田んぼから一斉に飛び立つオオヒシクイの群れ

今年も霞ヶ浦に隣接する茨城県稲敷市の稲波干拓地(いなみかんたくち)の約230haの広々とした水田地帯の江戸崎付近に130羽を超えるオオヒシクイが飛来しています。11月26日のお昼頃まで休んでいたオオヒシクイたちは午後に一斉に飛びたちました。飛び…

手賀沼のカンムリカイツブリ

「鳰鳥(にほとり)の、潜(かず)く池水(いけみず)、心あらば、 君に我(あ)が恋(こ)ふる、心(こころ)示(しめ)さね」 意訳:カイツブリの潜る池の底水よ、もしも心があるのなら 私が大君(聖武天皇)を恋ふる気持ちを伝えておくれ (万葉集 坂上郎女 ) 毎年、秋…

54年ぶりの初雪の夜

関東甲信では24日午前、雨や雪が降りました。東京都心では初雪となり、北の丸公園で午前11時に気象庁職員が積雪を観測したそうです。都心の11月の積雪は1875年の統計開始以来初めてで気象庁は昼すぎにかけて関東の山沿いと甲信で大雪となり、関東…

戦場ヶ原を流れる小川の綺麗なマガモ

戦場ヶ原の赤沼付近を流れる赤沼川にマガモの小さな群れが泳ぎながら採食していました。この清流のマガモたちは、公園で見かけるマガモたちに比べて、穢れなく美しくとても自然で綺麗にみえました。自然の中にいるマガモは流石に美しく特にオスの緑の頭は晩…

中禅寺湖畔で白いまぶたを閉じるカワガラス

奥日光の渓流ではカワガラスを彼方此方でみかけます。奥日光の渓流に住むカワガラスは、この中禅寺湖畔の岸辺にも進出していて、山の渓流ではないのですが多くのカワガラスが活動しています。カワガラスは、頻繁にまばたきし、そのたびに、白いまぶたがよく…

奥日光のゴジュウカラ

中禅寺湖畔の太い木の幹に取り付き、上下左右に素早く動き回って、樹皮の間にいるクモや昆虫などの餌を探し回っているゴジュウカラがいました。ゴジュウカラは、登って行くときはもちろん頭を上にしますが、下がるとき木の根元に頭を向け下がることもできま…

水路のクサシギ

晩秋の午後、低い太陽の斜光が水路を照らしています。暗い場所にクサシギらしきシギがシルエットになって佇んでいます。その奥にいるのはイソシギのようです。順光で撮影しようと場所を移動しましたが、その間にシギたちも動くので、なかなか捉えることが出…

群舞するミヤマガラス

晩秋になると大陸からミヤマガラスの大集団がわが国に飛来します。今年も、ここ我孫子市の中沼田新田にミヤマガラスの集団が飛来しています。もうすでに大集団から、いくつかの中集団に分かれて各グループごとに行動しているようです。田んぼにいる集団、電…

町の調整池に飛来したアメリカヒドリ

近くの町の調整池に多くのヒドリガモの中にアメリカヒドリのオスが1羽だけ混じっていました。アメリカヒドリは、自分が他のヒドリガモと違っているのを気付いていないかのようにヒドリガモと一緒に活動していました。アメリカヒドリは交雑種が多いので、この…

水浴びをするシジュウカラ

晩秋の木漏れ日が雑木林の水場を照らしています。シジュウカラが、その水場にやってきました。水浴びに来たようです。いつもいる鳥なので、あまり警戒しないで、すぐに水浴びをしましたが、ほんの少ししただけで「からすの行水」のことくアットいう間に終え…

奥日光ー湯の湖を泳ぐヒドリガモ

奥日光には多くの鴨が飛来していましたが、中禅寺湖も湯の湖も広いので、遠くにホオジロガモなどもいるようでしたが遠すぎて撮影はできませんでした。湯の湖の岸辺の近くを泳いでくれたヒドリガモの「つがい」だけは、なんとか撮影できました。 「くわうくわ…

奥日光のカワガラス

「川鴉 なきすぎゆきぬ たぎつ瀬の たちき輝き流る上を」 (若山牧水) 奥日光の渓流のあちこちで多くのカワガラスを見ることができます。でも暗い場所にいることが多いので、よく見ないと見つけられません。時々、暗い所から急に明るい場所に出てきたり神出…

日光の秋と独り佇む戦場ヶ原の鷹

11月14日は、曇り空、日光の街中は紅葉していましたが、流石に標高の高い奥日光の中禅寺湖畔や戦場ヶ原は紅葉も終わり思ったほど寒くはありませんでしたが小寒い感じがしました。戦場ヶ原の道路沿いの枯れ木にノスリがポツンととまっていました。車から降り…

小春日和の水場を飛びたつヤマガラ

11月13日も暖かい小春日和になりました。 「遠まわりして生きてきて小春かな」 (永 六輔 ) 雑木林の水場にも太陽の光が注いでいます。ヤマガラが水辺に降り立ちましたが直ぐに飛び去って行きました。暑いので水浴びをしたかったのかもしれません。 LEICA D…

ダイナミックに水浴びする小春日和のオオバン

「古家の ゆがみを直す 小春かな」 (与謝蕪村) 11月12日は暑いくらいの小春日和(こはるびより)になりました。手賀沼のオオバンもダイナミックに水浴びをしていました。 LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F4.0-6.3 ASPH. / POWER O.I.SをOLYMPUS OM-D E-…

水に浮いてるヒドリガモ

ヒドリガモの群れが湖水を泳いでいきます。日中、水面に集団で浮いているカモは、カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどで、広い湖沼などで、よく見ることができます。ヒドリガモなどは水に潜れないので、水に浮いていて、オスとメスが喧嘩をするな…

寒空のジョウビタキ

11月10日は、曇り空の寒い日になりました。昨日、東京都心で吹いた冬の訪れを告げる「木枯らし1号」の風は止みましたが、とても寒い朝で始まりました。梢にジョウビタキのオスがとまって鳴いています。ちょっと寒そうなジョウビタキです。火を焚(た)く「ヒ…

ツワブキの花にとまるベニシジミとアカタテハ

黄色が美しいツワブキの綺麗な花が咲いていました。小さなベニシジミがその花にとまっています。少し大きなアカタテハが隣の花にとまりました。ベニシジミは、頓着なくそのままその花にとまっていました。このチョウたちは以外に仲良しのようです。 今回も、…

谷津干潟のイソシギ

イソシギという名前では、海辺にしか生息していないように聞こえますが、実際には水田、河川などでよく見かけます。むしろ海とは無関係な場所で見かけることの方が多いともいえます。もちろん、海に近い、ここ谷津干潟でも通年よく見ることができます。今回…

公園にくる人たちのくれるエサに群がる手賀沼公園のユリカモメたち

手賀沼公園に飛来したユリカモメはいつの間にか50羽以上になりました。数多くなったユリカモメたちは、いつもいるオオバンやコブハクチョウや鳩たちに遠慮しないで、公園の訪問者がくれるカッパエビセンやパンくずの争奪戦に大々的に参戦しています。エサ…

神之池のカンムリカイツブリ

神栖市の神之池には秋から冬にかけて鴨たちが飛来します。11月6日、日曜日、カンムリカイツブリを3羽見かけましたが、広い池なので、もっと沢山飛来しているのかもしれません。今シーズン初撮りのカンムリカイツブリです。3羽ともお腹が減っているようで、し…

谷津干潟のホシハジロ

ホシハジロの群れが谷津干潟の水面を泳いでいます。隊列を組んで整然と泳いでいます。これらのホシハジロとは別のメスのホシハジロが近くにやってきました。泳いだり、浮かびながら寝てみたり、潜ってみたりと気ままに活動していました。 「鴨の中の 一つの…

JBFに間に合った手賀沼公園のユリカモメたち

「名にしおわば いざ事問(ことと)はむ 都鳥 わが想(おも)う人は 在(あ)りや亡(な)しやと」 在原業平 「伊勢物語」注)伊勢物語の都鳥(みやこどり)は、一般に隅田川にいる「ゆりかもめ」といわれているようです。 「すみだ川の渡りにこそありと聞し…

谷津干潟のオオソリハシシギ

11月3日文化の日は、小春日和の上天気になりました。秋の渡りの旅の途中のオオソリハシシギも中継地の谷津干潟の干潮時、栄養補給に精を出して動き回っていました。オオソリハシシギは、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている希少なシギ…

坂田が池のハシビロガモ

最近とても寒い日が続いています。天候も不順で曇っていると突然パラパラと小雨が降るような変な天気です。坂田が池付近も人通りは、とても乏しいですが、ハシビロガモは元気いっぱいで泳ぎ回っています。オスモメスも連れ立ってくるくる回りながらエサを採…

気の早いサザンカと枯れ木の細枝にとまるエナガ

霜月となりました。もう一年の大半が過ぎ去りました。 「山茶花(さざんか)の 垣に銀杏(いちょう)の 落葉哉」 (正岡子規) すでに気の早いサザンカも咲いています。森には、もう枯れ木になってしまった木もあります、小さなエナガが,からみあった枯れ木の…