なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

今年撮影した珍鳥ヤマヒバリ

今年の3月、奥多摩湖で撮影した珍鳥のヤマヒバリです。図鑑によればイワヒバリ科、国内3種のイワヒバリ科(イワヒバリ、カヤクグリ、ヤマヒバリ)の1種とのことで日本海側の離島でもなかなか見られない珍鳥で都内では初飛来とのことです。この撮影は、条件が…

今年撮影した珍鳥キバラガラ

今日から年末年始のブログを掲載します。トップ・バッターは今年の年初に銚子の海岸の林で撮影したキバラガラです。 中国では、普通に見られる野鳥のようですが日本ではめったに見られない珍鳥とのことです。その名の由来は、黄色のお腹のカラ類から来ている…

江戸崎のオオヒシクイの群れとマガン

12月25日の江戸崎の午前中、オオヒシクイたちは、田んぼで休んでいました。何かを警戒して時々、首を持ち上げて立ち上がるのですが、危険がないと、またすぐ寝てしまいます。この秋、この地に200羽くらいオオヒシクイが飛来しているようですが、それに混じっ…

寒風吹きすさぶ手賀川で羽ばたくミコアイサ♂

官庁御用納めの今日は冷たい北風が頬に突き刺さって手賀川の堤防を歩いていると身体の芯が冷え切って頭が痛くなってきます。こんな時のバード・ウォッチングは、肌身に応えます。でも鳥たちは頑張って活動しています。手賀川は、手賀沼東部を水源とし利根川…

見てござる!レンコン畑のタカブシギ

師走のこの時期、レンコンの一大生産地の「浮島」は、正月贈答品の「浮島のレンコン」の出荷で賑わっています。道の駅「浮島」の今年のレンコン贈答品の価格は3000円〜5000円のようです。収穫後のレンコン畑にタカブシギが飛来しています。今レンコン畑に隣…

水鳥で賑わう神之池とミコアイサ♀♂

オナガガモの大群に埋め尽くされた神之池の湖面に他の鴨たちはその合間をバラバラに泳いでいます。マガモ、コガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモかなり遠くにヨシガモも見えますが、遠すぎてミラーレス一眼カメラでは撮影不能です。ところでその中に、毎年見か…

師走の午後に早出して活動するコミミズク

コミミズクも師走は忙しいようで、夜を待たないで坂東太郎、利根川の堤防脇のヨシ原に早出して活動しています。彼方のヨシ原からこちらに飛んできて枯れ木の枝で一休み!その後も右に左にと忙しそうに飛び回っていました。 「木菟.(みみずく)や 上手に眠る…

浮島のヨシ原に塒入りするハイイロチュウヒ

ハイイロチュウヒは、チュウヒに似て雄は白っぽく、雌は腰が白い鷹で全長:45〜51cm 翼開 長:110〜120cm ヨシ原などの湿地や農耕地に飛来します。12月23日、ハイイロチュウヒのメスは何度か塒に戻ってきましたが、オスは明るいうちには戻ってこないようなの…

浮島のヨシ原上空を舞うチュウヒ

12月23日は、少し風はあるものの曇り時々晴れ時々にわか雨の複雑な天気になりました。夕暮れ時、稲敷市浮島のヨシ原上空にチュウヒがねぐらに戻ってきました。ヨシ原上空を旋回しています。チュウヒは、国内で繁殖しているつがい数は約90つがいほどといわれ…

枯れ田のツグミ

いよいよ歳も暮れてきました。久しぶりにツグミに会うことができました。以前は、至る所にツグミがいて、少し歩けば何回もツグミに会えましたが、最近は、あまり会えなくなっています。我孫子だけの現象なのか、私だけの現象なのか、判りませんが、少し寂し…

ユリカモメの押し競饅頭

手賀沼公園の昼下がり、ユリカモメたちが公園に結集します。お昼時にエサをくれる人たちが増えるのを見越して手賀沼中から集まってくるようです。集まってくると東の岸辺や北の手すりはユリカモメたちに占領されます。そのうちの2〜3羽が追いかけっこをす…

紅葉の中のシジュウカラ

紅葉も終わりに近づき、今年も暮れて、いつのまにかもう冬至です。紅葉の前の枯れ枝にシジュウカラが飛んできました。いつも見慣れたシジュウカラですが、紅葉の中にいると、まるで豪華な衣装の錦を背負っているような艶やかな雰囲気に包まれてしまいます。…

手賀川を泳ぐコガモ

暖かい日差しが手賀川の川面を照らしています。その中をオスのコガモがゆっくりと泳いでいます。和やかな師走の手賀川のお昼時! 「あしびきの 山田の田ゐに 鳴く鴨の 聲きく時ぞ冬は来にける」 (良寛和尚) 以下の写真はLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm / F…

手賀川を泳ぐホシハジロ

12月18日は、暖かい冬晴れの日になりました。その陽射しをいっぱい浴びてホシハジロのオスが手賀川を上っていきます。暗い場所では目立たない赤い目がとてもチャーミングに輝いています。男前のホシハジロが一羽悠然と泳いでいます。 「鴨一羽 飛んで野川の …

師走の手賀沼、岸辺の木にとまるモズ

12月17日は、比較的暖かい日になりました。手賀沼の岸辺の木にモズがとまっています。あまり風のない穏やかなお昼ごろ湖面はキラキラと輝き、師走を感じさせないのんびりとした風情です。モズは木からその下の畑に飛んで獲物を捕らえ口にくわえて別の木…

雑木林のシロハラ

藪の中からシロハラがでてきました。明るい所に出てきたので辺りを警戒しています。 シロハラは、スズメ目ツグミ科に分類され、全長 24cmでツグミより少し大きく腹が白い野鳥です。ロシア沿海地方,ハバロフスク地方,中国東北部や朝鮮半島などに繁殖分布し…

渡良瀬遊水地のシメ

渡良瀬遊水地の駐車場付近の木のてっぺんに鳥が飛んできました。ファインダーから覗いてみるとシメのようです。シメは、ユーラシア大陸からの渡り鳥、冬鳥です。クチバシが蝋色であることから、蝋嘴鳥(ろうしちょう)とも呼ばれます。名前の由来は、シは鳴…

水場を歩き回るコジュケイ

先ほどまでエナガたちが水を飲んでいた水場近くの叢(くさむら)から「チョットコイ」と「聞きなし」されるコジュケイが出てきました。大正期に狩猟鳥として輸入された外来種の鳥だけに、とても警戒心が強いので、いつも、声はすれども姿を見せない鳥ですが…

ヒョイと現れたルリビタキ

多磨霊園付近の叢からヒョイと小鳥が現れました。くりくり目の可愛いルリビタキ♂の若鳥のようです。倒木の上でキョロキョロしています。真正面を見つめています。その木の上から石の上に飛び移りましたが、すぐに叢に姿を消しました。ヒタキ類はどれも可愛い…

手賀沼周辺の田んぼの水道栓にとまるノスリ

ノスリは、日本で見られる猛禽類では、観察できる数が多い鷹で、手賀沼周辺の田んぼでもよく見かけます。今回も我孫子市中沼田新田の農道付近の水道栓にとまっていました。脚の立派な羽毛があるのでノスリの成鳥オスのようです。ノスリは農作物を食べるネズ…

印西市本埜上空を飛ぶコハクチョウ

12月11日は、冬晴れの上天気になりました。今年もコハクチョウが飛来している印西市本埜の田んぼに行ってきました。午後、朝、餌場に飛び立ったコハクチョウたちが、三々五々ねぐらに戻ってきます。数羽のときもあれば、2羽のとき一羽だけのときもあります。…

水場で相談する3羽のエナガたち

小山の明るい水場に3羽のエナガたちがやってきました。それぞれ水場の脇にある大きな切り株にとまって何か相談しているようです。水を飲もうか?水浴びしようか?と相談しているのでしょうか?最初水を飲むことになったようで、3羽とも水場に下りました。3羽…

深山のオオマシコ

深山の山道を歩いて行くと20羽くらいの鳥の群れが飛んできました。赤い鳥、オオマシコの集団のようです。成熟したオスとオスの若鳥、赤くないメスもいます。オオマシコはシベリア中央部から東部の亜寒帯で繁殖し、冬になると国内にも越冬のために渡って来…

水場に来たガビチョウ

雑木林の水場にガビチョウがやってきました。よほど喉が渇いていたようで、美味しそうに何度も水を飲んでいました。 ガビチョウは、中国で囀りを楽しむため広く一般的に飼われている飼い鳥で、日本でも古くから輸入され、中国同様囀りを愛でるため飼われてい…

紅葉の中のオジロビタキ

公園の広葉樹が色濃く紅葉しています。その広葉樹の近くにいる虫を食べに、まれに飛来する旅鳥のオジロビタキの中の亜種ニシオジロビタキが飛び回っています。この木がとても気に入っているようで、遠くに飛んでいってもすぐに戻ってきます。一般にヒタキと…

蓮田のタカブシギ

稲敷市の蓮田の中で採食するタカブシギです。タカブシギは旅鳥で、毎年この時期この付近のハス田でよく見かけるのですが、環境省の第4次レッドデータ・ブック(2012年)によれば、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている希少種です…

手賀沼公園のクロハラアジサシ

クロハラアジサシは、我が国では、まれに見られる旅鳥らしいのですが手賀沼公園に時々現れます。一昨年は11月と12月に3羽いたのでこのブログでもご紹介いたしました。今年も11月頃から時々見られていたようです。私は手賀沼公園に時々、行くのですが、今年は…

秋楡の実を食べに来たアトリたち

12月4日、渡良瀬遊水地の秋楡の木にアトリの小さな群れがその実を啄ばみに来ていました。毎年この実はベニマシコが食べていたのですが今年はアトリの群れに占領されているようです。アトリは冬鳥として群れで見かけることの多い鳥ですが、私たちが通常見る群…

切り株の上のルリビタキ

今年も手賀の丘公園にルリビタキが姿を見せてくれました。目の前にいる切り株のルリビタキはオスの若鳥です。オスの青い羽のルリビタキを見ると「幸せの青い鳥」を思い出します。 「青い鳥」のお話は、あるクリスマスイブに、貧しい木こりの兄妹、チルチルと…

ゆったりと飛翔するオオヒシクイ

オオヒシクイのゆったりと飛ぶ姿の写真を掲載します。昔の人は、雁の飛ぶ姿を見て何を感じていたのでしょうか?「伊勢物語」第10段に「雁(かり)」にまつわる風流な記述があります。「むかし、をとこ、武蔵のくにまでまどひありきけり。さて、そのくにに…