なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

去りゆくヨシガモのオスとメス

「元日の 餝(かざ)りながらに 大三十日(おおみそか)」 (正岡子規) 今年もはや大晦日(おおみそか)になりました。 掉尾(とうび)を飾る鳥は、ヨシガモです。それほど珍しい鳥ではないのですが、越冬地は局地的で、関東地方以北では数が少ない鴨のようで…

稲敷市本新のセイタカシギ

セイタカシギ(絶滅危惧II類(VU))が畑に飛んできて着地しました。その後、採食し始めましたが、突然、立ち止まり飛び去って行きました。はるか彼方に飛んでいってしまうのかと思っているとUターンして戻ってきました。またここに着地するのかと思いました…

カラスにモビングされるノスリ

ノスリが畑の杭にとまって一休みしていました。先ほどまで4羽のカラスにモビングされていたので、かなり疲れていたようです。杭の先でじっとしていましたが気をとり直して飛び立ちました。稲敷市本新の牛舎の横を通り過ぎ精悍(せいかん)な顔つきで大空に…

手賀の丘公園のウソ

手賀の丘公園で「フィー・フィー」という鳴き声が聞こえます。大きな高い木の上から聞こえてきます。ウソの群れです。6〜7羽いるようです。ウソと言う名前は、その鳴き声が「フィー、フィー」と大きく遠くまで届く声なので、口笛と聞きなして、口笛を吹く…

冠羽を立てた田園の貴婦人タゲリとその飛翔

稲敷市本新の畑にタゲリが一羽採食していました。先日、群れでいたタゲリも今は個別に散らばって採食しているようです。この畑には一羽だけしかいませんでした。冬の日差しを浴びて、玉虫色のはねがきれいに輝き、頭の換羽もピンと上に張り出し田園の貴婦人…

手賀川を飛ぶカンムリカイツブリ

冬至(とうじ)直後の「日短(ひみじ)か」の太陽が沈む頃、手賀川を西から夕日が照らしています。手賀川で魚を捕っていたカンムリカイツブリが「ねぐら」の手賀沼に戻るのか?水を蹴立てて飛び上がりました。羽の風切る音が聞こえてきます。斜めから照らす…

手賀の丘公園のルリビタキ♂

クリスマスイブの手賀の丘公園に、ルリビタキ♂が、フェンスのそばに顔を出しました。枝に飛んで様子をうかがっていましたが、下に降りないで、飛び去って行きました。クリスマスイブのお話にメーテルリンクの戯曲「青い鳥」があります。 その「あらすじ」は…

印西市本埜(旧本埜村)のヒシクイ

印西市本埜のコハクチョウの群れの中に1羽だけヒシクイがいました。地元の人の話では、今年飛来しているヒシクイは、一羽だけだそうです。「このヒシクイは迷鳥でしょうか?」と聞いてみると、ヒシクイは、最近は毎年この地に2〜3羽コハクチョウたちとと…

早朝に飛ぶコハクチョウ

師走の空がようやく明るくなる頃,コハクチョウの群れが隊列を組んで飛んでいきます。外の空気は澄んで、かすかな冷気に包まれています。下の水田では、コハクチョウの鳴き声が響き渡っています。厳(おごそ)かな朝を迎える本埜村の一日の始まりです。 「東…

手賀沼に何度も潜って魚を捕らえるハジロカイツブリ

手賀沼にハジロカイツブリが浮かんでいました。しきりにもぐっています。あっ、また、もぐりました。魚をくわえて浮き上がってきました。すぐに飲み込んでしまったようで、ケロッとしています。また、潜りました。浮き上がってきましたが、魚をとらえたかは…

畑から飛び立つ一羽のツグミ

秋に群れで飛来したツグミたちも、今では各地に散らばり、この畑では一羽のツグミが採食していました。立ち止まって何か気になる様子です。何かを警戒しているようです。首を伸ばして様子を見ていましたが、危険を感じたのか飛んでいってしまいました。 ツグ…

冬空に舞うチュウヒたち

アシ原をチュウヒが舞っています。アシ原の代表的猛禽のチュウヒです。チュウヒは、個体変異が非常に多い鷹で、国内型と呼ばれるタイプは、雌雄ともに褐色味があり、大陸型と呼ばれる雄の羽衣は、灰色と黒のマダラ模様となり、同じ型の中でも羽衣のバリエー…

大空に舞い上がるタゲりたち

稲敷市本新(いなしきしもとしん)の快晴の大空にタゲりが舞っています。耕作地で菜食していたタゲリたちは、ミューと鳴きながら大空に舞い上がりました。あまりにタゲリの数が多いので、そのほんの一部だけを撮影しました。冬の田園風景の青空に舞うタゲリ…

畑から飛び立つタゲリたち

タゲリの大群が畑で採食しています。この畑は、少し前まで耕運機が土地を耕していました。耕した土には多くの虫たちが露出しているので、これを狙って、鳥たちが集まります。ムクドリの大群も、ホシムクドリも、ツグミも、ハクセキレイも集まってきました。…

羽ばたく江戸崎の天然記念物オオヒシクイ

10月〜11月になると、ロシアのカムチャッカ半島から霞ヶ浦に雁(がん)の仲間のヒシクイたちがやってきます。霞ヶ浦に隣接する茨城県稲敷市の稲波干拓地(いなみかんたくち)は約230haの広々とした水田地帯で、オオヒシクイはここをえさ場としていて、2番穂…

元気に飛び立つホシムクドリ

稲敷市本新(いなしきしもとしん)の田んぼに散らばってエサを食べていたムクドリとホシムクドリの混群が、一斉に田んぼから飛び立ちました。その混群が飛び立って行く時、ホシムクドリがムクドリを追い越して飛び、タゲリたちが採食しているいる田んぼに降…

チョウゲンボウと筑波山

今年もいつの間にか師走(しわす)となりました。「光陰矢の如し」と申します。もうすぐお正月!千葉県稲敷市(いなしきし)の干拓地から筑波山(つくばさん)がよく見えます。冬晴れの冷たい朝の光を浴びながらチョウゲンボウが筑波山を背景にして佇(たた…

ホシムクドリとタゲリ

ムクドリの群れが電線にとまりました。その群れの中に2〜3羽のホシムクドリがいるようです。そのうちの1羽のホシムクドリが、2羽の普通のムクドリと一緒に電線にとまっています。この群れは電線にとまっていたのはほんのわずかの時間で、すぐに耕運機の…

手賀沼公園の岸辺に近づくカンムリカイツブリ

秋に手賀沼に飛来したカンムリカイツブリは、当初は群れで行動していましたが、滞在期間が長くなるにつれ手賀沼の環境にも慣れ単独行動が多くなって来ています。最初はカンムリカイツブリも警戒して岸辺には近づきませんでしたが、今では、人出の多い手賀沼…

手賀沼公園で遊ぶコサギのランデヴー

手賀沼公園のボートの係留している浅瀬で、2羽のコサギのうちの一羽が羽を広げてもう一羽に飛びついていました。最初は、喧嘩(けんか)しているのかと思ったのですが、どうも様子が違います。実は、種の命(しゅのいのち)を継承(けいしょう)するための…

一旦、捕らえた魚をとり戻すために奮闘するクロハラアジサシ

12月10日の早朝、久しぶりに手賀沼公園に行きました。11月初旬に手賀沼公園に現れたクロハラアジサシが、まだいるのか知りたかったからです。ユリカモメは、いっぱいいるのですが、クロハラアジサシは見当たりません。お昼ちかくになって、ようやく一…

チョウゲンボーのハンティング

冬の葭原(よしはら)でチョウゲンボーが舞っていました。エサを探して下を見ながらホバリングしています。何かを見つけたようです。突然、斜(なな)めに急降下して草叢(くさむら)に飛び込みました。何か小動物を捕(つか)まえたようです。草叢から飛び…

高原のシジュウカラ

高原の木立にシジュウカラの小さな混群がやってきました。忙しげに飛び回っていました。そのうちの一羽のシジュカラが枯れ枝に飛び移ってきましたが。すぐに、飛び去って行きました。

獲物を探して飛ぶチョウゲンボウ

冬ばれの上天気、チョウゲンボウが飛んで来ました。青空を気持ちよさそうに滑空(かっくう)しています。(実際には懸命に狩猟しているのでしょうが)チョウゲンボウという名前の由来には、定説がないそうですが、「野鳥の名前」山渓の図鑑の説明には、下か…

魚の食べ残しをもてあまして飛び回るミサゴ

魚を捕る鷹のミサゴが、霞ヶ浦の干拓地の杭にとまっていました。霞ヶ浦で魚を捕って、ここで休んでいるようです。長いこと、その場で休憩していましたが、いつの間にか姿を消しました。また、ミサゴが飛んで来ました。なんと、脚に「魚の食べ残し」をつけて…

カンムリカイツブリの飛び立ちと着水

佐久の東電調整池の水上をカンムリカイツブリが助走しています。さあ飛び上がるぞと思って見ていたら、舞い上がらないで、すぐに着水してしまいました。期待外れでしたが、カンムリカイツブリは近くに移動したかったのでしょうね。

木の実を啄ばむアトリ

アトリは、スズメより一回り大きな(全長16cm)野鳥で、秋になると冬鳥として大陸から大群で飛来します。その後分散して各地に散らばるとのことです。秋には林で木の実を食べていますが、冬になると地上に降りて草の種を食べることが多いようです。八ヶ…

ハシビロガモ 夕景

彼誰時(かはたれどき)の残照(ざんしょう)が湖面(こめん)を照らす時、ハシビロガモが隊列を組んで滑るように進んでゆきます。水面はキラキラと輝き、幻想的な風景を演出しています。 「ともかくも あなたまかせの 年の暮れ」 (小林一茶) 閑話休題- 祝…

高原の枯れ木に飛び降りるノスリ

八ヶ岳山麓の高原でノスリをよく見かけます。乗っていたバスの窓辺から高原の立木にとまるノスリを見かけました。まだ、早朝なので外気の気温はマイナス1度くらいです。バスの中の温度との差によって、窓は結露して、「もやっ」としています。その窓越しの…

高原のカシラダカ

八ヶ岳山麓の高原を小鳥の群れが飛んで行きます。あちこちの木立に一斉にとまりながら、どんどん移動していきます。まるで、木に鳥の実がなっているようです。その鳥の実がすぐに他の木に移動していきます。ファインダー越しに見ると、この移動している鳥の…