なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼ハスの群生地

手賀沼にあるハス群生地が、今見ごろを迎えています。毎年群生地の規模は大きくなり、今では手賀沼の30分の1、サッカー場約33個分にまで広がっています。早朝に咲き、昼にはしぼんでしまうハス。また、1つの花の命はわずか4日だそう。7月30日現在いっぱい…

水の上で眠るコブハクチョウ

今年生まれた手賀沼公園のコブハクチョウは親と同じくらい大きくなりました。でもまだ子供らしいしぐさを見せてくれます。陽射しが強烈な初夏の午後、コブハクチョウの子供は涼しげな水の上で「お昼寝」しています。今年も暑い夏がやってきました。 「足しび…

ムクゲの花二つ

「はらはらと 雀(すずめ)飛び来る 木槿垣(むくげがき) ふと見れば すずし白き花二つ」 (北原白秋) 7月28日は暑い日になりました。。こんなとき、清清しく咲く花を見かけると、一瞬、涼しげに感じるものです。ムクゲは、朝方3時頃に開花し、夕方に…

胡瓜の花から吸蜜する蜜蜂

キュウリの花にミツバチがとまっています。キュウリには雄花と雌花があるそうです。雌花の背後にはキュウリの素になる膨らみがあるので判別ができるようです。雄花は香りを放つため虫が良く集まるとのことです。このミツバチがとまっているのは雄花かもしれ…

知床土産コン

6月中旬、知床自然センターで購入したキタキツネのヌイグルミ名前はコンです。もうお茶の間の人気者です。 「すっくと狐 すっくと狐 日に並ぶ)」 (中村草田男) Canon PowerShot SX530 HSで撮影 パナソニックDMC-FZ150で撮影 このヌイグルミ購入の1日前に…

塒の木で羽ばたく白鷺

塒の木で白鷺が羽ばたいていました。あの大きな羽の扇子を使いたくなるような暑さが続いています。 「白鷺や 夕立ぬけて 松のうへ」 (蓑田 卯七) 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持…

我孫子市市民農園のカボチャ

「畑すこし作り 南瓜の花も咲く」 ( 山口青邨) 我孫子市市民農園の地面にカボチャが転がっていました。黄色の花も咲いていました。 以下の写真はPanasonic コンデジ ルミックス ブラック DMC-FZ150-K (LEICA DC VARIO-ELMARIT広角25mmでF2.8、望遠側600mm…

高原のカワラヒワ

八ヶ岳南麓の白樺林の疎林にカワラヒワがとまっています。 カワラヒワは全長15cm、体重は17〜30g程度で翼開長(翼を広げた大きさ)は約24cmほどです。スズメ程度の大きさです。オスは背中と体下面が茶色です。頭部から胸にかけてはオリーブ褐色になっています…

八ヶ岳山麓のニホンリス

八ヶ岳山麓で木々をすばしこく動き回るニホンリスに会うことができました。以下にネット上の動物図鑑のリホンリスの説明の一部文を引用します。 ニホンリスは別名ホンドリスとも呼ばれていて、本州から四国・九州にかけての、平地から亜高山帯までの森林地帯…

井戸尻湧水群の池に咲くハスの花

井戸尻湧水群の池に蓮の花が咲いていました。 ふと芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の冒頭のハスの池を思い出しました。青空文庫より引用してみます。 「ある日の事でございます。御釈迦様おしゃかさまは極楽の蓮池はすいけのふちを、独りでぶらぶら御歩きになって…

井戸尻湧水群の池で咲く睡蓮

井戸尻湧水群の池に睡蓮の花が咲いていました。井戸尻湧水群は「井戸尻遺跡」の古代人の水源としても使われたと思われる八ヶ岳山麓に広がる湧水地帯で遺跡の斜面の岩の隙間から豊富な湧水が、あたりの水田に注いでいます。 その湧水によってつくられる数ある…

古代ハスの葉っぱを背景にとまっているコシアキトンボ

古代ハスの葉っぱを背景にとまっている黒色で腹の上部だけが白いトンボを見つけました。コシアキトンボです。白い部分が空いているように見えるので「腰空き蜻蛉」と言う名前が ついたそうです。 溜め池などで普通に見られ、池の水面近くを活発に飛び回るト…

古代ハスにとまっている「赤とんぼ」

八ヶ岳南麓の井戸尻遺跡の古代ハスの葉っぱの上に真っ赤な「赤とんぼ」がとまっています。 赤とんぼの代表はアキアカネですが、より赤みが強く、顔まで真っ赤なのでナツアカネではないでしょうか? ナツアカネは、6月から12月まで水田や湿地、河川などの周辺…

井戸尻遺跡の古代ハス

7月16日八ヶ岳南麓の長野県諏訪郡富士見町にある井戸尻遺跡(いどじりいせき)を訪れました。 この遺跡は縄文時代中期を中心とする集落遺跡で、遺跡周辺は井戸尻湧水群と呼ばれる水の湧き出る場所があちこちにあり、このあたりでは古代蓮をみることができ…

高原のアカゲラ

7月15日、標高約千メートルの八ヶ岳南麓の高原の朝、木漏れ日の降り注ぐ雑木林の枝にアカゲラ(良く見ることができる啄木鳥きつつき)のオスがとまっていました。 枝から枝に飛び移っていましたが木立の間を飛び去っていきました。 「赤啄木鳥(あかげら)…

初夏の手賀沼遊歩道のホオジロ

手賀沼遊歩道を歩いていると、いつも見かけるホオジロです。春夏秋冬いつも遊歩道の木にとまって下を歩く人を観ています。とても人になれているホオジロです。 以下の写真はPanasonic コンデジ ルミックス ブラック DMC-FZ150-K (LEICA DC VARIO-ELMARIT広…

初夏の手賀沼公園

初夏の手賀沼公園は冬の鳥がいない静かな公園です。でも優しく涼しい風が沼を吹き抜けて行きます。 「涼風を 浴びる木の間の 床几哉」 (正岡子規) 以下の写真はキヤノン一眼レフEOS Kiss X7にシグマ 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM を装着して撮影しま…

手賀沼公園の「ユリの女王」カサブランカ

手賀沼公園に「ユリの女王」といわれる優美な曲線が美しい華やかなカサブランカが咲いていました。 ノーブルな輝きを放つカサブランカは「誇り高い美しさ」のシンボルとされ、はなやかさの中にも神秘性や幻想的な雰囲気も併せ持っているとても魅力的な花です…

路傍に咲くカンナ

我孫子市市民農園付近の路傍にカンナの花が咲いていました。 カンナは中南米、熱帯アジア原産の球根植物で、アメリカ大陸発見後ヨーロッパに伝わり、日本にも江戸時代前期に原種の1つであるカンナ・インディカが「ダンドク(檀特)」の名で渡来したといわれ…

路傍から飛び立つオナガ

森の細道の路上にオナガがいました。こちらに気付いたオナガは森の茂みに姿を消しました。 「尾長どり 巣かけし椎は 花匂う」 (水原秋桜子 ) 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮…

初夏の手賀沼で採食するコサギ

7月10日,夏の太陽が照りつける手賀沼公園の昼下がり、コサギが採食していました。手賀沼をわたってくるそよ風は、蒸し暑い昼下がりでも心地よく感じます。コサギは、元気いっぱいなので、その姿を見ているとこちらも元気がもらえそうな気がします。 「植…

我孫子市民農園のキョウチクトウ

彼方此方で大雨洪水の被害が出ていますがもうそろそろ梅雨明けとなるのでしょうか?我孫子市市民農園にあるキョウチクトウがいっぱい花を付けています・キョウチクトウ(夾竹桃)は、梅雨時〜晩夏に芳香のある花を咲かせるキョウチクトウ科の常緑低木で中国名…

断崖のオジロワシ

落石岬の断崖の上から見たオジロワシの飛翔姿です。 オジロワシはユーラシア大陸北部に分布し、日本では冬鳥として渡ってくるものが多く、少数が北海道の東部と北部で繁殖しているそうです。 ところで、タカとワシは同じタカ目タカ科に属している鳥で、一般…

タンチョウの求愛のディスプレーとちょっと気になるその頭部

「 若の浦に 潮満ちくれば潟をなみ 葦辺をさして鶴(たづ)鳴き渡る」 万葉集 巻6−919 山部赤人意訳:若の浦に潮が満ちてきて干潟が見えなくなってしまいました。 餌を漁っていた鶴は次の餌を求めて葦辺の方に向かって 次々と飛んでいきます。しきりに高い声で…

藻散布沼(もちりっぷぬま)のタンチョウたち

藻散布沼は、霧多布の町から西に10kmの位置にある火散布沼から厚岸寄りに海岸段丘をひと山越えたところにある0.5k平方メートルの小さな海跡湖です。太平洋に接する部分が漁港部で、昆布漁が盛んに行われていてタンチョウも営巣し、冬は白鳥の越冬地…

霧多布岬のクリンソウとエゾシカ

根室と厚岸の間の太平洋岸に少し突き出た半島があります。この半島の先端が霧多布岬です。 その断崖の上の林にクリンソウがひっそりと咲いていました。 クリンソウ(九輪草)(学名:Primula japonica)は別名をナナカイソウ(七階草)、シチジュウソウ(七重…

キタキツネ

キタキツネは、北海道のほぼ全域、特に道東に多く生息しており、アイヌ語では「チロンヌプ(私たちがたくさん殺すもの)または「フレップ(赤いもの)」などと呼ばれ、昔は毛皮目的で多く捕獲されていたようです。でも、今は人に懐き、この写真のように人道…

小清水原生花園のエゾキスゲとノビタキ、モズ

小清水原生花園は、北海道道東の国道244号線に沿い、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた約8km(275ha)の細長い砂丘が小清水原生花園です。 エゾキスゲは、海岸の草地や砂浜などに生える多年草で、高さは40〜80センチ。葉は線形で、2列出て扇状…

見張りをするアオバズク

今年も佐倉市のこんもり繁った暗い木の枝でアオバズクのオスが見張り番をしています。 昼間は、普通は、目を閉じているのですが、今はとても大事な時期なので、頑張って何回も目を開けます。目をあけると、目が金色に光ります。まわりををよく見て警戒します…

早朝の風蓮湖畔で囀るコヨシキリ

靄のかかっている風蓮湖湖畔で高らかに囀っている鳥がいました。周辺を探してみると路傍の網につかまってコヨシキリが歌っていました。 以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しまし…