なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

手賀沼公園で頻繁にもぐるカイツブリ

手賀沼に住んでいるカイツブリが、「つがい」で手賀沼の中央付近から手賀沼公園近くにやってきました。カイツブリは、水中で魚を追いかける鳥なので、あまり飛びません。ほとんど水上で生活し頻繁にもぐります。2羽のカイツブリはつかず離れず公園付近で採…

手賀沼公園ボート乗り場のカワセミ

手賀沼公園でオナガガモやオオバンを見ていたら、目の前をスーと直産的に素早く飛び去っていく小さな鳥影を見ました。カワセミだ!と思って、あたりを探してみると、ボート乗り場の縁の下のロープの上にチョコンとまっています。メスのカワセミです。どうも…

手賀沼公園の風景と鳥(ユリカモメ、オナガガモ、コブハクチョウ、オオバン、カイツブリ、イソシギ、コサギ)たち

10月28日(水)のNHKの朝のニュース番組「おはよう日本」で我孫子市(手賀沼)とJBFの紹介が手賀沼公園から生中継で放送されました。注)JBF:ジャパンバードフェスティバル(Japan Bird Festival/略称:JBF)は、千葉県我孫子市 手賀沼周辺にて行われる、鳥…

手賀沼公園のイソシギ

手賀沼公園の水辺にイソシギが飛んできました。「イソシギ」と言うとエリザベステーラーとリチャードバートンが共演した、1965年,監督ヴィンセント・ミネリのハリウッド映画「いそしぎ(原題名Sandpiper)」が思い浮かびます。映画の原題名のSandpiperとは、…

葛西臨海公園のカモたち(ホシハジロ、キンクロハジロ、ヨシガモ、ヒドリガモ)

葛西臨海公園の池に冬鳥のカモたちが飛来しています。はっきり数えていませんがホシハジロ20羽くらい、キンクロハジロ7羽くらい、ヨシガモ7羽くらいヒドリガモ?が来ています。鴨たちが飛来すると冬の訪れを感じます。 「鴨啼くや 上野は闇に 横はる」 …

季節はずれのヨシゴイ

10月25日日曜日、久しぶりに葛西臨海公園に行ってみました。ヒクイナがいると聞いたので、撮影に出かけたのです。ヒクイナは、飛んで草むらに隠れる瞬間を3回見ましたが、隠れたまま出てこないので撮影できませんでした。午前10時ころから午後4時ま…

輝く薄(すすき)

秋の淡い光を浴びてススキの穂が輝いています。今、いちばんススキが輝いて見える時期かもしれません。秋風にゆらめきながらススキは誰を手招(てまね)いているのでしょうか? 「あだし野の 風にみだるる糸すすき 来る人なしに何まねくらむ」 (藤原定家) …

秋の恵みの柿を食べるハシブトガラス

鈴なりの柿が秋の高い青空を背景に輝いています。遠くの木のてっぺんにカア・カアとわりに澄んだ声が聞こえます。ハシブトガラスです。朱色が混じった濃いオレンジ色の実のついた柿の木を眺めていたら、突然、黒い大きな鳥が現れました。そうです。木の上で…

手賀沼の魚「ワタカ」を捕らえて飲み込むコサギ

手賀沼公園でユリカモメを撮影していたら。すぐ近くにコサギが飛んできて、手賀沼の岸辺に降り立ちました。コサギは歩きながら水面を見つめています。魚が見えているようで、その動きにあわせてコサギも右に左に移動して狙っています。見事魚を捕らえたので…

シラヤマギク

雑木林の路傍に咲いているナデシコの花のとなりにシラヤマギクも咲いていました。シラヤマギクは、いわゆる野菊の仲間で関東地方にはシラヤマギクの他にノコンギク、カントウヨメナ、ユウガギク、シロヨメナが分布しているそうです。秋の日差しをいっぱい浴…

手賀沼公園を飛翔するユリカモメ

10月20日の朝、手賀沼公園に行ってみたら1羽のユリカモメが飛んできました。私にとっては手賀沼公園でユリカモメを見るのは今シーズン初ですが、手賀沼公園の初飛来は2〜3日前のようです。まだ、警戒心が強く、手賀沼公園の周りを飛び回って、周辺を…

手賀沼湖畔の木の上で高鳴きするモズのメス

手賀沼湖畔の晴れ渡った秋空の下、いろんな鳥の鳴き声が聞こえてきます。ふと、見上げると、木の上でモズがキチキチキチと高鳴きしています。その後で、別の鳴き声もしています。このモズのメスは、いろんな鳥の鳴き真似が上手で、複雑な鳥の鳴き真似もして…

和歌に詠まれるほど美しい女郎花(オミナエシ)

雑木林の小道にたくさんのオミナエシの花が咲いていました。オミナエシは、和歌でたいへん好まれた花で、万葉集に14首詠(よ)まれているそうで、その後の三代集(古今、後撰、拾遺)にも数多く見られるそうです。また、平安時代には、オミナエシの花と歌…

手賀沼公園の秋(紅葉・オナガガモ・オオバン)

手賀沼公園の秋は、紅葉とオナガガモやオオバンの飛来から始まるようです。オオバンは我孫子市の鳥で、手賀沼では、周年見ることができますが、秋になると冬鳥として飛来したオオバンが加わり数が増えます。オナガガモは、毎年10月には手賀沼に飛来し来年…

華麗なるコサギの着水

手賀沼公園の岸辺にコサギが舞い降りました。舞い降りたコサギは、まだ、夏羽の華麗なコサギです。コサギの夏羽は、後頭部に2枚の羽ができ、胸の羽毛や腰の羽毛が長くなり装飾羽となります。目をみはるような美しいコサギです。着水後この場所で採食してい…

手賀沼上空を飛ぶコブハクチョウ

秋の高い手賀沼上空の青空に2羽のコブハクチョウが飛んできました。コブハクチョウは、本来、ヨーロッパや中央アジアに生息する白鳥で、日本に輸入された外来種が野生化した鳥なのだそうです。日本では白鳥というとオオハクチョウやコハクチョウを意味する…

ハス田のシギたち(コアオアシシギ、オグロシギ、エリマキシギ、セイタカシギ)

稲敷市のハス田の休耕田にたくさんのシギたちがいました。多くのコアオアシシギ、小さな群れのオグロシギ、、エリマキシギ、セイタカシギなどがいるようです。アカアシシギもいましたが、他のシギを撮影しているうちに、見失ってしまいました。この写真の撮…

坂田が池のハシビロガモ

千葉県成田市の「坂田が池」に、冬鳥のハシビロガモたちが到来していました。ハシビロガモたちは、オスはオスで集まりメスはメスで集合して、ぐるぐる回りながら採食していました。そのうち個々自由に泳ぎだし、オスもメスも、それぞれこちらに近づいてきま…

コブシの赤い実を食べるキビタキ

房総の村のコブシの木の実が真っ赤に色づいています。コブシの実は、今頃、袋からはじけ明るい赤い実が顔を出します。この実をめざとく見つけたキビタキのメスが、この実を食べにやってきました。 枝にとまって、食べごろの実をさがしています。キビタキのと…

ハス田のオグロシギ

稲敷市のハス田にオグロシギが飛んできました。オグロシギは、名前のとおり尾が黒いシギでオオソリハシシギと同じくらいのおおきさの大型のクチバシがまっすぐなシギです。オグロシギは、春と秋にわが国に飛来し、群れで旅をする旅鳥で、海岸に近い干潟や、…

手賀沼・沼南のモズ

10月10日夕方、手賀沼・沼南付近のヒドリ橋で「キチ・キチ・キチ」と「モズの高鳴き」が聞こえました。あたりを探してみると、木のてっぺんでモズのオスが鳴いています。いつもの夕方より雲も厚く垂れ込んで薄暗くなっています。カメラを構えてシャッタ…

ハス田のハジロコチドリ

稲敷市の収穫後のハス田にコチドリのような鳥が1羽でたたずんでいました。でもコチドリのようなはっきるしたアイリングもないし、シロチドリのようにも見えますが、脚の色が黒くなく、オレンジ色なので、現地では判別できなくて、帰ってから図鑑でしらべて…

三番瀬のミヤコドリの飛び立ち、飛翔、着地、採餌

ふなばし三番瀬海浜公園にいた100羽以上のミヤコドリ群れは、突堤の左側のコンクリート上で休んでいましたが、その場所にモーターボートが近づくと、一斉に飛び立ちました。ミヤコドリの群れはその後、離れ離れになり、思い思いに自由に飛んで、干潮で干…

ハヤブサに逃げ惑うシギの群れ

突然飛来したハヤブサに驚いたシギたちは一斉に飛び立ちました。秋の高い青空に舞うシギたちは、白くきらきら輝いて壮観な眺めです。集団で飛ぶシギたちの防御は、今回も成功したようで、ハヤブサは飛び去っていきました。それでも、名ハンターのハヤブサは…

上空から獲物を狙うハヤブサ

10月5日、突然、稲敷市のハス田の上空にハヤブサが現れました。この近くに点在する蓮田のシギや千鳥を狙って上空を舞っています。秋の夕暮れ前、あたりはだんだん暗くなってきていますが、ハヤブサの鋭い目は、獲物を見逃さないのでしょう。ハヤブサは、…

三番瀬を飛翔するオオソリハシシギ

引き潮の三番瀬には、干上がった渚(なぎさ)にハマシギ、ウミネコ、ミヤコドリ、オバシギ、コオバシギ、オオソリハシシギなど多くのシギたちが集まっています。渚で採食していた数羽のオオソリハシシギのうちの1羽が、こちらに向かって飛んできました。大型…

三番瀬を飛翔するミヤコドリ

10月4日、久しぶりに「ふなばし三番瀬海浜公園」に行ってきました。千葉県船橋市にある「ふなばし三番瀬海浜公園」は日本一のミヤコドリ渡来地だそうです。かつて、ミヤコドリは旅鳥、冬鳥として主に九州に渡来していました。 その総個体数は、全国で50…

羽を透かして舞うハチクマと松虫草にとまる蝶たち

白樺峠の秋の高い青空を、ゆったりと舞うハチクマ!「鷹見の広場」に咲く松虫草にとまるアサギマダラ、オオチャバネセセリ、キアゲハ!「悠然(ゆうぜん)とした時間」が流れていきます!ふと、なぜか国木田独歩(くにきだどっぽ)の「空知川の岸辺(そらち…

白樺峠の松虫草にとまるアサギマダラ

白樺峠に来る楽しみは、「鷹の渡り」を見る楽しみのほかに「渡りをする蝶」を見る楽しみもあります。タテハチョウの仲間のアサギマダラは、その「渡りのすごさ」で有名です。アサギマダラは、季節により長距離移動をする日本で「唯一」の蝶なのだそうです。…

白樺峠の鷹たち

9月23日鷹の渡りで有名な長野県松本市奈川にある白樺峠(しらかばとうげ)に行ってきました。 標高1700メートルの鷹見の広場は、麓(ふもと)の駐車場から白樺林の間の急な坂道を登って、20分ぐらいで、山の中にぽっかり開けた「鷹見の広場」に到着しま…