なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2013-01-01から1年間の記事一覧

師走のルリビタキ

もう今日は、大晦日(おおみそか)。今年最後のブログになりました。本年も拙(つたな)いブログを見ていただき、とても感謝しています。ありがとうございました。来年もご贔屓(ひいき)のほど、よろしくお願いいたします。さて、今年最後を飾る野鳥は、ル…

冬空に舞うノスリ

青空高くノスリが舞っています。広大な草原に北風が激しく吹き荒れています。そんな中、多くの鳥たちは、物陰に潜み、飛び立とうとはしません。上空は、それほど風が強くないのかもしれませんが、ノスリは悠然と舞っています。ノスリは、草原や農耕地など開…

獲物を求めて飛ぶチュウヒ

冬晴れの空の下、チュウヒが獲物を求めて飛んでいました。V字を保ちながらゆったりと滑空してゆきます。獲物を観つければ、尾羽をいっぱいに広げて直角に急降下します。今は、獲物を探して、低空を水平に飛んでいます。この時、チュウヒの顔は、下を向き、フ…

手賀沼遊歩道のアオジ

師走の青空の手賀沼遊歩道にアオジのメスがやってきました。ふんわりととても静かに枝にとまりました。少し休んでいましたが、すぐに地面に降りました。下の草むらの枯草にとまって何かをさがしているようです。何かを見つけたのか茂みに隠れてしまいました…

手賀沼遊歩道のホオジロ

冬晴れの師走の手賀沼遊歩道の立木にホオジロがやってきました。あたりを見まわしていましたがその後飛び立ちました。1時間ほどたって再度その近くを歩いていると、また、ホオジロがやってきて、そばの歩道の立木にとまりました。しばらく、あたりを見まわ…

師走の寒鵙(かんもず)

クリスマスは、「冬晴れ(ふゆばれ)の上天気になりました。快晴です。冷え込んだ手賀沼遊歩道も、穏やかな陽が差しこんで、暖かく感じます。モズが枯れ木にとまっていました。黒い過眼線があるので、精悍(せいかん)な雄のモズです。冬のモズは、寒鵙(か…

師走のジョウビタキ

「良寛(りょうかん)の 手鞠(てまり)の如(ごと)く 鶲(ひたき)来し」 (川端茅舎) 詩歌に詠まれる「ひたき」は、ジョウビタキのことです。なぜかというと、ジョウビタキを漢字で書くと、「常鶲」、「上鶲」と書きます。これは、ジョウビタキが「ヒタキ…

師走のヤマガラ

年の瀬もいよいよ押し詰まって、もうクリスマスとお正月を指折り数える日にちになりました。冬至も終わり、日短かの日々が続いています。昼を過ぎると陽はすぐに西日となり、斜めから光が指し始めます。そんな時、ひょっこりとヤマガラが現れました。いつの…

マガモの羽ばたき

公園の池にマガモの群れが浮かんでいました。オスとメスどちらも浮かんでいて、どちらも大きく羽ばたいていました。マガモは、冬の時期が、恋の季節なのでしょうか?夏と冬で羽毛の色合いが変わる鳥について冬場にみられる羽毛を冬羽といい、繁殖期のものを…

銚子漁港のスズガモ

銚子漁港の海にスズガモの群れが浮かんでいました。岸辺からかなり遠いので、群れから離れていて岸辺に近いスズガモのメスと、だいぶ遠いスズガモのオス(それでも群れよりは近い)を撮影しました。 スズガモ(雌) スズガモ(雄) 閑話休題「トスカニーニ指…

波崎漁港のハジロカイツブリ

漁港の岸辺近くにハジロカイツブリの5〜6羽の群れが、採食しながら浮かんでいました。近づいてみると、どんどん遠くに逃げていきました。私が遠ざかるとすぐに戻って来るようです。ハジロカイツブリたちは、冬はこの近くで生活することにしたのかもしれま…

断崖のイソヒヨドリ

外房の断崖にイソヒヨドリのメスがとまっていました。イソヒヨドリのオスは、青とレンガ色の鮮やかな羽なのですが、メスは黒っぽい地味な色です。イソヒヨドリは、アジアの温帯から中近東、地中海沿岸などの岩山などでに分布するそうで、その棲み家は、本来…

銚子漁港のコクガン

コクガンは、ガン類の中で一番小さなガン(全長61cm)で、他のガンと違って浅い海にすみ、内陸の湖沼や陸地には来ないそうです。海ガンとでもいえるガンのようです。冬鳥として、東北地方北部や北海道南部に定期的に渡来する国の天然記念物で、渡来初期の秋…

断崖のハヤブサ

外房海岸(そとぼうかいがん)の断崖(だんがい)にハヤブサがとまっていました。近づいても逃げません。こちらを睥睨(へいげい)しています。さすがに、最速の猛禽(もうきん)ハヤブサの貫録(かんろく)です。全然、気にしていないのかと思っていたら、突…

寒風の中のカワウ

手賀沼に、冬の寒風が吹きまくる12月も、はや中旬になりました。師走の風は、肌身にこたえます。手賀沼の湖面は風に煽られて、大きく波がうねっています。武蔵野(むさしの)を吹きぬける野分(のわき)を、作家の国木田独歩(くにきだどっぽ)は、名作「…

キンクロハジロのクチバシの中

手賀沼を、キンクロハジロが変な格好で動いていたので、撮影してみました。キンクロハジロのメスのようです。大きくクチバシを広げています。(最初の写真)そのクチバシの縁にノコギリの歯のような突起がついています。(2番目の写真)この突起は板歯とい…

でんでんむし

ずいぶん長い間、見たことが無かった、かたつむりを見つけました。木の枝にしがみついて動きません。日当たりもいいので寝ているのかもしれません。とても懐かしくて、幼いころ歌った「かたつむり」の歌や童話「デンデンムシノカナシミ」を思い出しました。 …

独りぼっちのシジュウカラ

手賀沼遊歩道の木の枝にシジュウカラがとまりました。そのあたりを見まわして見たのですが、他の仲間がいません。このあたりの遊歩道でシジュウカラに会う時は、同じ仲間たちやエナガやコゲラのとの昆郡が多いのですが・・・。単独で、遊歩道の木の枝のあち…

冬にも咲くハルノノゲシ(春の野芥子)

手賀沼の周辺にハルノノゲシが咲いていました。ハルノノゲシといわれていますが、春だけに咲くのではなく、春から秋、時には真冬でも花を見かけることがあるそうです。市街地でも田畑でもごく普通に見られる野辺の花です。冬に咲いてもハルノノゲシとは、こ…

秘密の餌場に行くコガモ

手賀沼から、手賀沼遊歩道を飛び越えて、2羽のコガモが、畑のあぜ道に降り立ちました。我孫子市市民農園付近の手賀沼に、コガモたちの塒(ねぐら)があるようですが、この2羽のコガモもこのコガモたちの一員と思われます。そのうち、この2羽は、あぜ道を…

野性のセンブリ(千振)

晩秋に千葉県内で撮影した野生のセンブリの花の写真です。ひっそりと可憐な花をつけていました。 「センブリは 嫌だとばかり 子供逃げ」(牧野富太郎) せんぶり (千振)は、リンドウ科の越年草で、乾いた丘陵地に生え、茎は高さ約25センチメートルで紫色を…

季節外れの菜の花

12月になって師走の寒さが身に染みる今日この頃ですが、手賀沼遊歩道近くの荒れ地に菜の花が咲いていました。菜の花の開花時期は、2月〜5月ころなのでしょうが、今咲いています。山茶花(さざんか)の咲く頃に菜の花を見ると、エッ、と驚きます。 かって…

初冬のノスリ

利根川下流の道路の電柱にノスリが、とまっていました。なかなか動こうとしないので、少し目を逸(そ)らしていたら、いつの間にか、姿を消していました。ノスリは、比較的よく見られる猛禽(もうきん)です。私も最初に撮影した鷹は、ノスリだったと記憶し…

オシドリのランデヴー

雑木林の中の公園のオシドリたちが、恋の季節を迎えているのでしょうか?繁殖羽(はんしょくばね)になったオスたちが、メスたちに銀杏羽(いちょうばね)を立てて、綺麗な姿を見せつけ、デモンストレーションしています。オスは、メスに向かって積極的にア…

手賀沼上空を舞うミサゴ

冬晴れの手賀沼上空にミサゴが待っています。上空に舞うこのミサゴは、上沼でよく見かけるミサゴなのでしょうか? 今日は、こちら(下沼)まで遠征してきたのでしょうか? 湖面を見ながら旋回していましたが、獲物を見つけられないのか、上沼の方向に飛び去り…

手賀沼遊歩道のサザンカ

手賀沼遊歩道のサザンカが見事な花を咲かせています。あまりの見事さに撮影してしまいました。サザンカの黄色の花芯が、ピンクの花弁に囲まれて、香り立つような艶(あで)やかな姿をみせています。サザンカの生垣(いけがき)は、初冬の朝日をあびて、深い…

手賀沼上空を飛ぶチュウヒ

手賀沼上空をチュウヒが飛んでいました。手賀沼遊歩道から撮影しました。どこが塒(ねぐら)のチュウヒなのでしょうか、手賀沼も彼らの狩りの場所なのでしょうか?冬になると、運が良ければ、手賀沼上空でチュウヒを見ることができます。家の近くの手賀沼遊…

手賀沼サイクリング・ロードのホオジロ

手賀沼サイクリング・ロード脇の木立の先端でホオジロが、鳴いていました。気持ちよさそうに鳴いていたのに、近づいて撮影しようとしたら、鳴き止んでしまいました。そのうち、こちらに背を向けると、飛び去ってしまいました。冬になると、サイクリング・ロ…

ユリカモメー・リターンズ

手賀沼公園の40羽以上のユリカモメは、一斉に公園側から手賀沼の中央に飛び去って、手賀沼を何度も旋回しながら、また、公園の近くに戻ってきます。ユリカモメが、岸に一番近いところに、戻ってくる時は、たいてい、ユリカモメを見たいと願う親子が、「パ…

冬の鷹チュウヒ葭原に舞う

12月最初の日曜日、葭原(よしはら)を代表する猛禽(もうきん)のチュウヒを撮影するため、利根川下流にやってきました。朝寝坊したので、お昼近くに、現地に到着しました。最初トビが近くで旋回してくれましたが、チュウヒは、なかなか出てくれません。…