なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

残雪の中、寒さに耐える雉の雄ー清里高原

清里高原のキジです。雪の残るペンションの庭で、餌を求めて歩いているキジは、羽毛の間に空気をため込み、まん丸くなって寒さをしのいでいます。餌の少ない寒い冬の時期、健気に生きるキジの姿です。待ち遠しい春ですね。春、キジの鳴く声が聴きたいもので…

アメリカコガモ

小諸発電所第一調整池のアメリカコガモです。縦の白線の入っているのがアメリカコガモ♂です。 横の白線が通常のコガモ♂です。私は、このアメリカコガモのいる場所の反対側近くでミコアイサなどを撮影していて、距離的に遠かったので「アメリカコガモがこの調…

信州のミコアイサ雄

小諸発電所第一調整池のミコアイサです。雄は体が白く、その白い羽衣が巫女のように見えることから「巫女アイサ」と呼ばれようになったそうです。また、顔の模様がパンダに似ているので、「パンダガモ」とも呼ばれています。私は、このミコアイサの雄が、大…

池で泳ぐカワアイサ

小諸発電所第一調整池のカワアイサです。アイサとは、万葉の時代から人々に親しまれて来た言葉のようです。アイサの名前は「秋去り」から転じたものとも言われており、日本の広い範囲に冬鳥として渡ってきます。日本では4種を見ることができ、カワアイサも…

氷の上を歩くトモエガモ(絶滅危惧II類(VU))

小諸発電所第一調整池は佐久平市街の南側、千曲川(本流)と滑津川の合流点にあります。ここには、いろんな種類の冬鳥のカモたちが越冬しています。今回、コガモ、アメリカコガモ、カワアイサ、ミコアイサ、トモエガモ、キンクロハジロなどに会うことができ…

雪の上のカシラダカ

雪解け水が流れる小川の岸辺、枯れ草が雪の上に所々顔を出しています。チッ、チッと鳴いて餌を啄んでいる鳥たち4〜5羽。カシラダカです。雀くらいの大きさですが、雀より少しスマートで、顔はホオジロに似ています。頭の冠羽が立つのでカシラダカと分かり…

木の上のゴイサギ幼鳥(ホシゴイ)ー手賀沼にて

手賀沼には、冬に時々、アカガシラサギが来ていると聞いていましたが、一過性だったので、写真に撮れていませんでした。今回のアカガシラ君は、長く手賀沼に滞在しているとのことで、2月22日に撮影に行きました。この子は、すでに、船の上や水辺にいる写…

青空にエナガ飛ぶ

八ヶ岳山麓の高原を飛ぶエナガです。 2〜3羽飛んで来て、枝にとまって、可愛い仕草をして、忙しげに飛び立ちました。 エナガは、いつも、騒がしく、忙しげに、慌ただしく去っていきます。後に静寂がのこります。周りはいっぱいの雪景色。「柄長(えなが)鳴…

清里高原のニュウナイスズメ

高原のペンションの2重ガラスの窓辺にやってくるニュウナイスズメも、ホバリングなどの面白い飛び方を見せてくれます。ホッペが白く頭がレンガ色のこの雀は、普通の雀より目立ちます。普通のスズメと一緒に遊んでいるようでした。昔の人も普通のスズメと区…

八ヶ岳山麓風景

春まだ浅い八ヶ岳山麓です。「昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ この命なにを齷齪(あくせく) 明日をのみ思ひわづらふ」 (島崎藤村「千曲川旅情の歌 二」より)明日より、八ヶ岳山麓で撮った野鳥のブログを連載します。

ふんわりと飛んできたモズ

冬の朝、ふんわりとモズが、飛んで来て、枯れ木にとまって、こちらを見ています。可愛いモズです。こんな可愛いモズを観ていると昔の人の優しい歌が偲ばれます。「春されば百舌鳥(モズ)の草潜き(くさぐき)見えずとも 吾は見やらむ君があたりをば」万葉集…

鳥の王様ミソサザイ

スコットランドの民話に「ワシとミソサザイ」があります。鳥の王様を決める競争でミソサザイがワシに競り勝つお話です。この話のミソサザイは、機転のきく賢い鳥のようですが、この子はそれほどでもなくて、ルリビタキに餌を先取りされて、まごまごしていま…

コバルトブルーの羽が綺麗な翡翠(かわせみ)

冬の薄暗い池の枝に、コバルトブルーの羽が綺麗な♀のカワセミがいました。カワエビを食べてお腹がいっぱいなのかのんびりしています。それでも不意に池に飛び込んで小魚をとりました。よく食べる元気なカワセミです。「翡翠(かわせみ)や魚得てかへるもとの…

幸せの青い鳥ールリビタキ

幸せの青い鳥は、今までは「コルリ」と思っていましたが、この写真を撮っている時、通りがかりの女性が「幸せの青い鳥がいる。」と言ったので、ルリビタキの♂も「幸せの青い鳥」と再認識した次第です。この子は、3年前にこの場所で撮影した青色の薄いルリビ…

ホシハジロを狙うハイタカ

ホシハジロの群れがのんびりと池に浮かんでいます。遠くの桜の木にハイタカがとまっていました。急にハイタカが、高く舞い上がり、ホシハジロたちの頭上をかすめて飛んで行きました。ホシハジロたちは、少しざわめきましたが、平気で浮かんでいました。何事…

ロウバイを啄むヒヨドリ

ロウバイが咲いています。ヒヨドリが黄色の花を嘴に咥えて食いちぎり花弁を地面に落としています。ヒヨドリは ロウバイの花を落として、蜜を採るのでしょうか?

背伸びするジョウビタキ

ジョウビタキ♀が石の上にとまってキョロキョロしています。何かの気配を感じたのか背伸びして観ています。何事もなかったようですが、飛び去りました。

厳冬のセイタカシギ

寒空の下、セイタカシギが餌を求めて干潟を歩いていました。蟹を捕らえたのですが、逃げられそうで、てこずっていました。その後、飛び去りました。赤い足を長く伸ばして飛ぶ姿は、スマートですね。

ハマシギ乱舞

ハマシギの大群が一斉に飛びたちました。キラキラと白い花が咲いた様に飛ぶさまは壮観です。1羽や2〜3羽のときは、あまり目立ちませんが、数千羽以上になると干潟でもよく目立ちます。ハマシギは多数の群れをつくる習性があるようです。 。

クロガネモチ(黒鉄黐)の実を食べるアカハラ

アカハラがクロガネモチ(黒鉄黐)の実を食べています。クロガネモチは、あまり味のない実で、ヒヨドリ、レンジャク類などが食べるようです。今回もヒヨドリがこの実を食べていたら、その後、アカハラも飛んできました。アカハラは、雑食なので虫の少ないこ…

飛ぶエナガ

混群のエナガがやってきました。シジュウカラと一緒です。あちこち動き回ります。草に飛びついたり、曲芸のように草にぶら下がったりしています。羽を広げて短い距離を飛び回ります。騒がしく動いて去っていきました。居なくなると寂しさが残ります。

氷上のウグイス

気の早いウグイスに出会いました。水溜りに張った氷の上です。ウグイスは、冬には、人里や、山麓の藪や、都市の公園や庭木にも来るようになります。毎年、春先になると、家の近くでホーホケキョとよくなきます。今の時期は、笹鳴きなどの地味な「鳴き」でし…

手賀川流域のキジ♀

手賀川流域の田圃の大道を歩いていたら、突然、道端から、すざまじい羽音がして、雉の雌が飛び立ちました。一瞬どきっとして、立ちすくんでしまいました。鋭い羽ばたきに圧倒されて、気付いた時は、堤防の上近くを飛ぶ後ろ姿でした。雉は、不意をついて、逃…

魚を飲み込むコサギ

手賀沼には、干潟になったり浅瀬になったりする場所があります。最近は、利根川導水路から大量の水が手賀沼に流れ込んでいるため、砂の流入がほとんどないので、干潟がなくなりつつあります。このあたりも以前は、干潟だったのですが、今は浅瀬になっていま…

ミミカイツブリ

ハジロカイツブリとよく似ているミミカイツブリです。ミミカイツブリは、カイツブリより大分大きくハジロカイツブリより少し大きい。冬羽はのどから腹にかけて白く、他が黒い。嘴がまっすぐなのでハジロカイツブリと見分けられます。内海に他のカモたちと一…

春を待つスズメ

スズメの群れが一斉に飛び立ちました。一羽の雀が逃げないで、こちらをジット見つめています。木の枝の芽もまだ固く、春の遠いことを示しています。スズメの胸の羽毛は冬の冷たさを凌ぐためフサフサとしています。ジット寒さに耐えて嘴をむすんでいます。「…

手賀川流域のノスリ

ノスリが低空で獲物を求めて飛んでいました。急降下したので獲物を捉えたかもしれません。でも、姿を見失いました。茶色の土の上に降りると、色が紛れて見失うのです。降りたあたりを探してみましたが、見つけられませんでした。