手賀沼遊歩道に京都の「五山送り火」を連想させるダイモンジソウ(大文字草)のような花が咲き誇っていました。
どうもボタンクサギのようです。
「ボタンクサギ(牡丹臭木)」は、クマツヅラ科クサギ属の花で、落葉小高木とのことです。
別名を「ヒマラヤクサギ、」「ベニバナクサギ」などといわれているそうです。
原産地は中国南部、インド北部地方で、中国名は臭牡丹と呼ばれており、日本には庭木や薬草として持ち込まれたようです。
漢方では以下の効能があるようです。
有効成分:葉に殺菌作用のあるクレロデンドリンA.B、苦味質ほか
クサギの葉・小枝の乾燥したものは、リューマチ、高血圧、下痢に1日量10~15グラムを水0.4リットルで煎じ、約2分の1量まで煮つめて1日3回食間に服用します。
殺菌作用が非常に強く、腫れ物や痔には、10~15グラムを煎じた液で患部を洗浄します。
民間療法では、葉をちぎって酢に漬けておいて、主に足にできた、できものに塗布すると腫れがとれるとされています。
また、日本の古書「物類品騭(ぶつるいひんしつ・1763)」では、クサギの根元の材の中の虫を焼いて小児に食べさせると、疳疾(かんしつ)によいとされています。
雨の多い蒸し暑い手賀沼遊歩道でボタンクサギが元気いっぱいに咲いていました。
以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。