印旛沼のヨシ原は、8月にもなると、うるさいほど囀っていたオオヨシキリの囀りも聞こえなくなります。
ボォーボォーと鳴いていたウシガエルの声も聞こえません。
サンカノゴイの低い鳴き声も聞こえません。
梅雨明け後、足早に初夏が通りすぎ、真夏がやってきました。
今が、一番、暑い時かもしれません。
時々、ヨシ原をヨシゴイやツバメやアジサシの仲間、カワウ、カルガモ、アオサギなどが飛んでいるだけです。
水辺に近いヨシにヨシゴイがとまって休んでいましたが、するするとアシの先に登って、全身を見せた途端飛び去っていきました。
真夏の強烈な熱さが堤防の上の黒いアスファルトの下から沸きあがってきます。
頭上からは、真夏の太陽光が容赦なく降り注ぎます。
とても長くは滞在できません。
もう撮影の気力も失せたので、早々に切り上げました。
それでもヨシゴイは元気に飛んでいました。