10月5日、突然、稲敷市のハス田の上空にハヤブサが現れました。
この近くに点在する蓮田のシギや千鳥を狙って上空を舞っています。
秋の夕暮れ前、あたりはだんだん暗くなってきていますが、ハヤブサの鋭い目は、獲物を見逃さないのでしょう。
ハヤブサは、何かを見つけたようで、脚を下に向け、捕獲する体勢になりました。
しかし、獲物に逃げられたようで、脚をしまって上空を旋回しはじめました。
このハヤブサを目ざとく察知したシギたちの群れは一斉に飛び立ちました。
ハヤブサは、絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)に指定されている猛禽(もうきん)で、食物連鎖の頂点に位置する希少種です。
鳥類最高速(時速390キロ)といわれるハヤブサは、シギたちにとって、とても恐ろしい猛禽なのです。
シギたちに逃げられてしまったハヤブサは、遠くに飛び去っていきました。
明日のブログは、壮観な「逃げ惑うシギたちの大群」(ほとんどコアオアシシギの群れ)を掲載する予定です。