なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

再掲:「水辺のツバメチドリ」,「水に入って鳴くツバメチドリ」

今回も、2014年8月初旬に掲載した「水辺のツバメチドリ」と「水に入って鳴くツバメチドリ
をそのまま再掲します。


毎日、猛暑が続いています。

夏鳥の数は少ないので、暑い中ですがチョット無理して他県に遠出してみました。

この干拓地もかなり乾燥していますが、わずかな水溜りに鳥たちが集まっています。

その水辺にツバメチドリが4羽いました。

ツバメチドリは、尾羽の形がツバメと同じで燕尾(えんび)です。全長は、24cmでムクドリとほぼ同じくらいの大きさの鳥です。主に旅鳥で全国に飛来するようですが、局地的に繁殖もしているそうです。この鳥も稀少な鳥で環境省レッドリストで絶滅危惧II類(VU)に指定されています。

ツバメチドリのいる水辺は道路からずいぶん遠く離れた場所のため、真夏の太陽がジリジリと照りつける水辺では水を蒸発させるため空気が澱んでいて、鳥の姿がぼんやりぼけてしまいます。

近くにツバメチドリが飛んでくれるのを待っていましたが、飛んでくれませんでした。

ツバメチドリは、早朝や夕刻にトンボやハチなどを飛びながらとらえるのですが、日中は休息している時が多い鳥なので、当分飛びそうにありません。

この暑さでは飛ぶツバメチドリを待って撮る根気もなくなって早々に引き揚げました。





参考ー以前、撮影したツバメチドリの飛翔写真


酷暑です。

炎天下の広い干拓地は日差しをさえぎるものはなにも無く、ジリジリ照りつける太陽に身を任せるばかりです。

ツバメチドリも暑さをしのいでいるようで一枚目の写真で分かるように右にエサのトンボが2つ飛んでいるのに見向きもしません。

あたりを飛んでいるエサのトンボなどはいっぱいいるので今はとらなくてもいいのかもしれません。朝食はもう終わっているのでしょう。

ツバメチドリも暑さに耐えかねたのか水に中に入って鳴き始めました。

照りつける太陽は水たまりの水を水蒸気に変化させて水から気化熱を奪うためツバメチドリが水に入っていると涼しく感じるのかもしれません。

水面近くの空気は大量の水蒸気を蒸発さているのか澱んでいてツバメチドリの姿もぼんやりかすんでしまいます。

今が一番熱い時期なんですね。






閑話休題ージャンドロンのチェロのCDを聴く


今日も暑いですね。今年最高の暑さのようです。

こんな時、軽ろやかで明るい演奏のジャンドロンのチェロのCDを聴いてみました。

このCDは、録音は古いのですが品のある演奏でくつろげます。

ジャンドロンは、それほど高名なチェリストではないのですが、私は、何気なく演奏するジャンドロンが大好きです。

ジャンドロンのチェロの演奏が好きなのは、最初に買ったチェロのLPがジャンドロンのハイドンとボッケリーニのチェロ協だったからかもしれません。

彼の先生のカザルスや高名なフルニエ、ロストロポーヴィッチなどよりも気楽に聴けるのでバッハの無伴奏チェロ組曲全曲も高名なチェリストを差し置いてジャンドロンの演奏をよく聴きます。


収録曲は、以下の通りです。

チャイコフスキー:
 ロココ風の主題による変奏曲

シューマン
 チェロ協奏曲 イ短調
 3つの幻想小曲集 作品73
 3つのロマンス Op.94

モーリス・ジャンドロン(チェロ)
エルネスト・アンセルメ指揮 スイス・ロマンド管弦楽団

ジャン・フランセ(ピアノ)

1952年、モノラル録音


暑くてもお気に入りの演奏を聴いていると穏やかな気分でいられます。