上の写真はキヤノンの一眼レフEOS7DmarkⅡにCANON EF100-400mgm F4.5-5.6L IS II USMを装着して手持ち撮影しました。
11月6日午後、手賀沼遊歩道付近の収穫後の水田の二番穂を食べるコブハクチョウです。
この時期の水田は、コブハクチョウたちが独占できる餌場なのです。
今年生まれたコブハクチョウたちは、5~6羽集まって二番穂を1日中食べ続けています。
「ハクチョウ」は、カモ目カモ科のオオハクチョウ、コハクチョウ、コブハクチョウなどをまとめて呼ぶ名前です。黒いコクチョウも白鳥の仲間です。
日本に住んでいるのはオオハクチョウとコハクチョウで、『みにくいあひるの子』の舞台になったヨーロッパには、コブハクチョウが住んでいます。
コブハクチョウは、くちばしのつけ根の上のほうに黒いコブがあります。また、オオハクチョウやコハクチョウはくちばしの根元が黄色く、先端が黒くなっていますが、コブハクチョウのくちばしは、先端の黒い部分が狭く、全体にオレンジ色です。
コブハクチョウは ヨーロッパ、アジアに生息 する白鳥で、元々は日本いない外来種です。外国から輸入され公園や遊園地で飼われ ていたものが逃げ出し、野生化したと見られています。
ダニー・ケイ主演の映画「アンデルセン物語」に出てくる「見にくいアヒルの子」の白鳥は、デンマークのコペンハーゲンの鳥なのでコブハクチョウと考えられます。
また、ウィーンのニュー・イヤー コンサートで写される白鳥もコブハクチョウであり、チャイコフスキーのバレーの「白鳥の湖」の白鳥もコブハクチョウなのです。