なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

真夏でも元気に囀るムクドリ

f:id:digibirds:20200831150140j:plain
f:id:digibirds:20200831150334j:plain

20200831143756j
plain]

上の写真は、一眼レフキヤノンEOS7DマークⅡにCANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMを装着し手持ち撮影しました。

8月30日、稲敷市浮島の電柱で囀るムクドリです。

ムクドリは、綺麗な声で囀りのは有名です。

モーツァルトがたった34クロイツァーで購入したペットのムクドリ。当日の支出簿には、ムクドリのさえずったメロディと「Das war schon!(美しかった!)」というコメントが記されていたとのこと。

モーツァルト保証の囀りなんですもの?

猛暑でも囀るのは流石です。

喫茶去

カール・ベームモーツァルト交響曲全集


f:id:digibirds:20200903092629j:plain

1959年から1968年にかけて、ベルリン・フィルを起用してセッション録音された大定盤。オーストリア音楽総監督でもあったベームモーツァルト作品への情熱が伝わるモダン楽器オケ演奏で、初期作品を含む全46曲という収録作品数も当時としては画期的。録音完成から40年以上を経た今もなお、モーツァルト交響曲全集屈指のアイテムとして君臨し続けるベストセラー盤です。
独墺系の伝統ともいうべき大柄で堅固なスタイルによるモーツァルト演奏は、意外なことに初期作品でも効果的で、モーツァルト幼少期の素朴な音楽がシンフォニックに響くあたりは独自の魅力を伴って印象深いものがあります。一方、ベームが生涯に渡って得意としていた後期六大交響曲などはやはり見事な出来映えで、第41番『ジュピター』では、晩年のウィーン・フィル盤では聴かれない灼熱するフィナーレが実に魅力的な仕上がりとなっています。(HMV)

【収録情報】
CD1
1.交響曲 第1番 変ホ長調 K.16
2.交響曲 第4番 ニ長調 K.19
3.交響曲 第5番 変ロ長調 K.22
4.交響曲 ヘ長調 K.76(42a)
5.交響曲 第6番 ヘ長調 K.43
6.交響曲 第7番 ニ長調 K.45
7.交響曲 ト長調 K.Anh.221(45a) 『旧ランバッハ』
CD2
1.交響曲 ト長調 『新ランバッハ』
2.交響曲 変ロ長調 K.Anh.214(45b)
3.交響曲 第8番 ニ長調 K.48
4.交響曲 第9番 ハ長調 K.73(75a)
5.交響曲 第10番 ト長調 K.74
6.交響曲 ニ長調 K.81(73l)
CD3
1.交響曲 第11番 ニ長調K.84(73q)
2.交響曲 ニ長調 K.95(73n)
3.交響曲 ニ長調 K.97(73m)
4.交響曲 ヘ長調 K.75
5.交響曲 第12番 ト長調K.110(75b)
6.交響曲 ハ長調 K.96(111b)
CD4
1.交響曲 第13番 ヘ長調 K.112
2.交響曲 第14番 イ長調 K.114
3.交響曲 第15番 ト長調 K.124
4.交響曲 第16番 ハ長調 K.128
5.交響曲 第18番 ヘ長調 K.130
CD5
1.交響曲 第17番 ト長調 K.129
2.交響曲 第19番 変ホ長調 K.132
3.交響曲 第20番 ニ長調 K.133
4.交響曲 第21番 イ長調 K.134
CD6
1.交響曲 第22番 ハ長調 K.162
2.交響曲 第23番 ニ長調 K.181(162b)
3.交響曲 第24番 変ロ長調 K.182(173dA)
4.交響曲 第25番 ト短調 K.183(173dB)
5.交響曲 第27番 ト長調 K.199(161b)
CD7
1.交響曲 第26番 変ホ長調 K.184(161a)
2.交響曲 第28番 ハ長調 K.200(189k)
3.交響曲 第29番 イ長調 K.201(186a)
4.交響曲 第30番 ニ長調 K.202(186b)
CD8
1.交響曲 第31番 ニ長調 K.297(300a) 『パリ』
2.交響曲 第32番 ト長調 K.318
3.交響曲 第33番 変ロ長調 K.319
4.交響曲 第34番 ハ長調 K.338
CD9
1.交響曲 第35番 ニ長調 K.385 『ハフナー』
2.交響曲 第36番 ハ長調 K.425 『リンツ
3.交響曲 第38番 ニ長調 K.504 『プラハ
CD10
1.交響曲 第39番 変ホ長調 K.543
2.交響曲 第40番 ト短調 K.550
3.交響曲 第41番 ハ長調 K.551 『ジュピター』
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベーム(指揮)
録音:1960年代(ステレオ)

壮年期のベームの不滅の業績。レガート好みのカラヤンに対抗して、その手兵BPOにかなり気合いが入った楷書体の演奏を要求しているようです。
「ハフナー、プラハ」が1959年、第40番と「ジュピター」が1961年12月&62年3月、「リンツ」と第39番が1966年、そして多くの曲は1968年に集中して録音されたとのこと。
全集は1970年度レコード・アカデミー賞、ADFディスク大賞、ドイツ・レコード賞などを受賞しています。

この全集より


39.40.41番



f:id:digibirds:20200903092738j:plain

を聴く

これらの曲は、これまで何度も聴きました。
頭に染みついています。

久しぶりに聴いてみました。

満足しました。


喫茶去
ギーゼキングモーツァルト ピアノ ソロを聴く

f:id:digibirds:20200901110637j:plain

モーツァルト ピアノソナタ全集

ギーゼキング芸術のなかでもとりわけ評価の高いのがモーツァルト。透明かつ崇高な音世界をじっくり聴かせ、60年以上経った今日でも、最高の演奏とする人も多い決定盤中の決定盤。重さや濁り、停滞感といったものが皆無なピアニズムは驚異的と言われています。
その中から初期のソナタを数曲聴いてみました。

バッハの平均律も素敵ですがモーツァルトも素敵です。
心洗われます。
大好きなCDです。
最近リマスタリングされているようですが、これで十分です。

喫茶去

ケンプ演奏のベートーヴェンピアノソナタ全集(第一回録音)

f:id:digibirds:20200902102230j:plainケンプ / ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(第1回録音)

DISC-1
・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調
・ピアノ・ソナタ第2番イ長調
・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調
DISC-2
・ピアノ・ソナタ第3番ハ長調
・ピアノ・ソナタ第5番ハ短調
・ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調
・ピアノ・ソナタ第7番ニ長調
DISC-3
・ピアノ・ソナタ第8番ハ短調『悲愴』
・ピアノ・ソナタ第9番ホ長調
・ピアノ・ソナタ第10番ト長調
・ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調
DISC-4
・ピアノ・ソナタ第12番変イ長調『葬送』
・ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調
・ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調『月光』
・ピアノ・ソナタ第15番ニ長調『田園』
DISC-5
・ピアノ・ソナタ第16番ト長調
・ピアノ・ソナタ第17番ニ短調テンペスト
・ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調
・ピアノ・ソナタ第19番ト短調
DISC-6
・ピアノ・ソナタ第20番ト長調
・ピアノ・ソナタ第21番ハ長調『ワルトシュタイン』
・ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調
・ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調『熱情』
・ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調
DISC-7
・ピアノ・ソナタ第25番ト長調
・ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調『告別』
・ピアノ・ソナタ第27番ホ短調
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調『ハンマークラヴィーア』
DISC-8
・ピアノ・ソナタ第28番イ長調
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調

ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)
録音:1950,51,56年、ハノーファーベートーヴェンザール(モノラル)
より

DISC8

f:id:digibirds:20200902102441j:plain

を聴く

ベートーヴェンのピアノ ソナタの後期の充実した曲のCDです。
ケンプのステレオ2種の演奏も良いですが若いモノラルの演奏も捨て難くて素敵です。うっとり聴き惚れました。
ケンプの若いエネルギーをもらえるような気がしました。
バッハとの曲想の時代差を感じます。

喫茶去

ブッフビンダー演奏のベートーヴェン ピアノソナタ全集より

f:id:digibirds:20200902112907j:plain
ブッフビンダーは早熟の天才で、ウィーン音楽院で5歳の時から学び、10歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏してコンサート・デビュー、翌年にはウィーン・トリオを結成して室内楽にも進出、15歳の年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝し、20歳の時にはヴァン・クライバーン・コンクールで特別賞を受賞、21歳ではベートーヴェン・コンクールで優勝するなど輝かしいキャリアの持ち主でもあります。
ブッフビンダーのレパートリーは、古典派から現代ものまで幅広く、ウィーンのピアノの伝統を大切にする一方で、常に進歩的で多様な考え方のできるピアニストとして、現在ヨーロッパで高い評価を受けてもいます。

ドレスデンでの全曲演奏会】
今回登場するベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、ドイツの名門、シュターツカペレ・ドレスデンが新たに発足させた「カペル・ヴィルトゥオーゾ」という、有名ソリスト一人を選んでドレスデンで演奏してもらうという企画に、ブッフビンダーが最初のアーティストとして選ばれたことから実現したものです。
ブッフビンダーはこの企画でオケとの共演をおこなったほかに、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏会も実施、それをライヴ・レコーディングしたのが、今回の限定ボックスセットに使われた音源ということになります。

【二度目のソナタ全集】
ブッフビンダーは1980年から1982年にかけて、テルデック・レーベルにベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をセッション・レコーディングしていたので、これが2度目の録音ということになります。その旧全集には、30代なかばのブッフビンダーの個性が強く刻み込まれており、マニア中心に高い評価を得ていました。
今回は、それから約30年間でのブッフビンダーの多様な経験の蓄積による解釈の深化が、作品演奏にどういった影響を及ぼしているのか気になるところですし、さらに、音楽の勢いや高揚をダイレクトに感じることのできるライヴ録音という点も注目されるところです。特に、ベートーヴェン時代の表現様式については深い関心を持っていたようで、実際にシュタインなどのフォルテピアノを所有して楽器の研究に熱心に取り組み、時代の流れの中で変わっていたものに配慮しながら現代ピアノでの演奏に多様な要素を取り込んでいったようです。

【ブッフビンダーは語る】
「これまで40回以上のベートーヴェンソナタ全曲演奏をしてきました。毎回の自分の研究によって、演奏は進化しています。毎回違った弾き方になってしまうほど、アイデアが楽譜に刻まれています。ソナタには18以上の印刷譜が存在していますが、自筆譜は意外と残っていません。リストは最高のピアニスト&作曲家であり、ベートーヴェンを崇拝してその楽譜を校訂しましたが、彼なりの楽譜への大がかりな書き込みによって、フィンガリングなどベートーヴェンの多くのものが失われてしまいました。これが現代通常に演奏される楽譜の元になっているのです。私はできる限りそれ以前にロールバックし、歴史的楽器の仕組みを探求し、現代ピアノ演奏解釈に取り入れました。ベートーヴェンの32曲の中には彼の生活の全てが内包されています。そこには、女性への報われない恋心も、パトロンへの感謝の気持ちも見て取ることができます。」

【万全の録音体制】
ドレスデンでおこなわれたこの全曲コンサートのライヴ録音にあたっては、万全の体制が敷かれています。レコーディング・プロデューサーは、テルデック出身のフィリップ・ネーデルが務め、エンジニアは同じくテルデック出身のミヒャル・ブラマンが担当しています。二人は現在、「b-sharp」という録音チームで活躍しており、グラミーにもノミネートされるなど高い評価を受けています。(HMV)

【収録情報】
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲
CD1
・第1番ヘ短調 Op.2-1
・第2番イ長調 Op.2-2
・第3番ハ長調 Op.2-3
CD2
・第4番変ホ長調 Op.7
・第5番ハ短調 Op.10-1
・第6番ヘ長調 Op.10-2
CD3
・第7番ニ長調 Op.10-3
・第8番ハ短調 Op.13『悲愴』
・第9番ホ長調 Op.14-1
・第10番ト長調 Op.14-2
CD4
・第11番変ロ長調 Op.22
・第12番変イ長調 Op.26『葬送』
・第13番変ホ長調 Op.27-1
・第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
CD5
・第15番ニ長調 Op.28『田園』
・第16番ト長調 Op.31-1
・第17番ニ短調 Op.31-2『テンペスト
CD6
・第18番変ホ長調 Op.31-3
・第19番ト短調 Op.49-1
・第20番ト長調 Op.49-2
・第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
・第22番ヘ長調 Op.54
CD7
・第23番ヘ短調 Op.57『熱情』
・第24番嬰ヘ長調 Op.78『テレーゼ』
・第25番ト長調 Op.79
・第26番変ホ長調 Op.81a『告別』
・第27番ホ短調 Op.90
CD8
・第28番イ長調 Op.101
・第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
CD9
・第30番ホ長調 Op.109
・第31番変イ長調 Op.110
・第32番ハ短調 Op.111

ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)

録音時期:2010年9月~2011年3月
録音場所:ドレスデン、ゼンパーオパー
録音方式:デジタル(ライヴ)

f:id:digibirds:20200902112941j:plain
を聴く。

録音の音が凄い!
克明に録音されています。
ブッフビンダーのテクニシャンぶりに圧倒されます。間違いなく現代のベートーヴェン弾きと言えると思います。恐れ入りました!