なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

世界的希少種・オオセッカ

絶滅危惧IB類(EN)に分類されるオオセッカは、Wikipediaで次のように解説されています。「日本国内での生息個体数は2500羽強とされている。日本では以前は八郎潟宮城県でも繁殖が確認されていたが、現在は確認されていない。八郎潟でさえずっていた雄の数は1977年には122羽であったが、その後、減少している。その原因は、干拓地が乾燥し、植生の変化が進んだためとみられている。仏沼では本種の保護のため、土地の買い上げ(ナショナルトラスト運動)などの対策が行われている。1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されている。」
私は、利根川流域の笹川で、毎年オオセッカを撮影しているので、それほど珍しく感じないのですが、他の地域では、殆ど見ることができないようです。今年も利根川の河川敷でジュク・ジュクと大きなオオセッカの声が聞こえていました。