トンネルを抜けるとそこは雪国だった。小説の世界にあるようなホントの話です。
太平洋側の地域から磐越自動車道のトンネルを抜けると春から冬に逆戻りしたような「雪国の世界」が現れます。
磐梯山の麓(ふもと)のこの森は、積雪はゆうに1メートルを超えています。山道を少し外れると股下まで雪に埋もれます。私も、2〜3回、埋もれてしまいました。
エナガの群れが雪に埋もれた木々の間を飛び跳ねています。エサが少ないこんな積雪の中でも明るく飛び跳ねています。勢い余って雪に顔を突っ込んだりしています。
小さな命が雪上に踊ります。懸命なエナガの頑張りに感心してしまいました。
吹雪はだんだん強くなります。私のコートにも春のべた雪が積もってゆきます。あたりはだんだん暗くなり、撮影どころではなくなってきました。
此処(ここ)の春は5月過ぎとのことです。
春、いまだ遠し。