なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

コスモスの花

9月10日、茨城県内を流れる利根川水系の鬼怒川は、10日午前6時すぎに常総市の若宮戸付近で堤防から水があふれ、午後0時50分ごろには、常総市の新石下付近で堤防が決壊して氾濫しました。多くの家が流され、さらに6500世帯が、浸水するという大洪水になりました。11日になっても水は引かず、数十機のヘリコプターや数多くのボートで救出作業がつづいています。

被害にあわれた皆さんの今後の生活を考えると、多くの困難が待ち受けていると考えられます。

そこで、その困難を乗り越えれられることを祈念して、今回のブログは嵐で倒れても咲き誇る強いコスモスの花を掲載することにしました。



             コスモスの花


手賀沼遊歩道脇にコスモスの花が咲いています。

可憐に見えるコスモスは、その立ち姿から想像されるような弱々しい花ではなく、嵐の強風に倒されても、元気に咲き誇る強い花です。

メキシコ原産といわれるコスモスの花は、外来の花にもかかわらず、日本の秋にふさわしい花で、「秋桜」という漢字で表現されています。

秋空に、すっくと立っているコスモスは、人恋しげに佇んでいました。



「大空の 青きとばりに よりそひて
          人を思へる こすもすの花」    (与謝野晶子