なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

バイモ

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上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。

午後6時過ぎの撮影ですが、夏に近づく輝く陽を浴びた花の黄色を写すことができました。

中国が原産です。わが国へは薬用植物として、江戸時代に渡来しました。名前は、白い鱗茎のかたちが二枚貝を思わせることから。この鱗茎には、アルカロイドのフリチリンやフリチララリンなどが含まれ、漢方では鎮咳や去痰、排膿の薬とされます。葉の先端が細長く伸びて、ほかの草などに巻きつきます。3月から6月ごろ、淡い緑白色の花を咲かせます。花の内側には、紫色の網目模様があり、別名で「アミガサユリ(編み笠百合)」とも呼ばれます。花後はすぐに地上部が枯れて、長い休眠に入ります。

ユリ科バイモ属の多年草で、学名は Fritillaria verticillata var.thunbergii。英名は Zhe bei mu。


 貝母。
「売春婦異名集」に「大阪道修町薬種商人は女陰を貝母と通称せり」という。