上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。
7月2日、我が家のバラです。母の日に買って以来、咲き続けています。
葉っぱもなくなり光合成もできないのに頑張って咲いています。
喫茶去
インフレどころか世界はこれからデフレで蘇る (PHP新書)
中原 圭介 (著)
を読む。
著者は、インフレにもデフレにも良い悪いがあり、いいデフレは、無理にインフレにする必要はないと考えています。
従来の経済学は、デフレは悪と決めつけて間違えているかもしれません。
アベノミクスは、リフレ政策で、前FRB(米連邦準備制度理事会)の議長であり、経済学者でもあるベン・S・バーナンキ氏は、とても高く評価していましたが、日銀のマイナス金利導入などの努力にもかかわらず、インフレターゲット2%を達成していません。
著者は、アメリカのシェール革命によるエネルギー価格の低下によるアメリカ製造業の復活と中国の世界の工場の衰退を述べています。
この本は、2014年の本でトピックスが古いので、ここではコロナ禍が続く傾向から考える別な観点からデフレを述べてみます。著者の見解ではありませんが・・・
コロナ禍での世界のサプライチェーンの再構築により、中国は世界の工場ではなくなりつつあります。
人的移動の制限により航空機などのエネルギー需要の低下によるエネルギー価格の低下は不可避です。それは、他の財の価格の低下につながりデフレ傾向が予想されます。
我が国は、現在、低欲望社会であり、消費はそれほど強くありません。コロナ禍ではさらに落ち込むかもしれません。デフレは続くことでしょう。
低欲望社会ではGDPが成長しなくても豊かな生活感はあるわけです。
年金収入しかない高齢者や給与が上がらない若者たちは、物が安く買えることは、とても有り難いことです。
しかもコロナ禍で国際社会の需要が低下し、デフレ傾向が増加すれば、高欲望社会の米国流経済学は、再考する必要があるのかもしれません。
我が国の精神には、
疲弊はしている。が、しかし、一旦軍命下れば粉骨砕身するものである。<子母沢寛・勝海舟
の世界もあるのです。
比較的新しい本に
素晴らしきデフレの世界 インフレの正体とゼロ金利がもたらす新しい社会 (ウィザードブックシリーズ)
マーク・モビアス著
があります。
喫茶去
イッセルシュテットとウィーンフィルのベートーヴェン交響曲全集より
交響曲第7番と第8番
を聴く
どちらも見事な演奏でした。
特に8番は、豪華で明るく楽しい演奏です。