なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

水滴滴る芽生えのニシキギ

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上の写真は、パナソニックコンデジ FZ300 (光学24倍(25-600mm※)、全域f2.8、ライカ dc バリオ・エルマリートレンズ付き)で手持ち撮影しました。

 

4月10日は午後積雪の恐れの予報の出るような寒い雨の日になりました。(午後2時現在、札幌11度、東京5度、秩父では雪、平成最後の雪?)


春の雨は、寒くても何か風情がありますね❗

 

雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き  (北原白秋 城ヶ島の雨)

 

でも、この朝降った春雨は、芽生え始めたニシキギの枝に水滴を与え植物を育む恵みの雨かもしれません。

 

このコンデジは、f値が2.8と明るいため、こんな暗い雨の日には都合の良いカメラです。

水滴が真珠のように綺麗です。ライカのレンズは、自然の描写が素敵ですね🎵

 

万葉集中の藤原朝臣久須麿(ふじはらのあそみくすまろ)の歌

 春雨(はるさめ)を 待(ま)つとにし有(あ)らし
  吾(わ)が屋戸(やど)の 若木(わかき)の梅(うめ)も
  未(いま)だ含(ふふ)めり

  春雨を 待っているのでしょう
  わが家の 若木の梅も
  まだ蕾のままです

RX100で撮影した山吹

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SONYコンデジRX100 レンズCarl Zeiss Vario-Sonnar T* (カール・ ツァイス、バリオゾナー ティースター)、F1.8-4.9付きで手持ち撮影しました。

 

午後になって、物置の整理をしていたら、箱に入れたままのRX100を見つけました。

電源ボタンを押してみると2年近く放置していたカメラが稼働したので、驚いて、

近所の山吹をプログラム設定のまま撮影してみました。

 

このカメラは、一眼レフ並の操作可能なコンデジなので、ちゃんと設定し、露出補正すれば、もっと綺麗な写真が撮影できたはずです。

コンデジの写真は、撮像素子が小さいため、プログラム設定した場合、奥行のないパンフォーカスぎみの写真になりやすいのです。このコンデジは、撮像素子, 1.0型 Exmor R CMOSで、一般のコンデジよりも大きいのですが、一眼レフの撮像素子よりは少ないのです。

 

具体的に言えば、プログラム設定でもプログラムシフトの機能を使って、絞り値を明るく指定して、花と背景の葉との奥行を際立たせ、マイナスの露出補正で花の白飛びを避けることをすれば、一眼レフ並みの写真になったかもしれません。

このツァイスのレンズは、f値が1.8~と明るいので背景の葉のボケ味が期待できたことでしょう。

 

まあ、今日は試運転というところです。

 

ツァイスのレンズは、ライカと比較して少しハデな色調ですね。

 

ご存じのようにライカやツァイスのレンズは、ドイツの2大巨頭ですが、私は、キヤノン出身なのでライカのレンズが好みです。

でもツァイスのレンズもコンタックス時代からキヤノンニコンのような日本の切れのよいシャープなレンズより良い感じを持っていました。

 

今でもライカもツァイスも気になるレンズですね!

 

「山吹の 立ちよそひたる 山清水 汲みに行かめど 道の知らなく」高市皇子(万葉集)

 
山吹の花が、まわりに咲いて飾っている山の清水を汲みに行こうと思うが、道が分からないことだ。

 

 LUMIX DMC-LX2で撮影した山吹の花

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上の写真は、 パナソニック。コンパクト デジカメ LUMIX DMC-LX2 レンズ LEICA DC VARIO-ELMARIT光学4倍ズーム / f=6.3-25.2mm (35mm判換算: 28mm〜112mm(16:9時))/ F2.8-4.9付きで手もち撮影しました。

 

山吹の花言葉には「気品」「金運」「崇高」というような言葉があります。
これは、谷底に落とした金貨が山吹の花になったという言い伝えに由来しているそうです。

 

16✕9のアスペクト比でライカのコンパクト・デジカメ D-LUX3 と同じレンズなので撮影してみました。

 

イカと同様の色調のようですね。

 

イカの価格はコンデジとしては当時、相当高価でしたが・・・


でも、私は、10年以上前からルミックスコンデジに装着されていたライカのレンズの自然な色調が大好きで何度もルミックスコンデジを買い替えて使用しています。


この2種類のコンデジは、13年前に発売されて、今は、販売されていないコンデジですが、どちらも今も気に入っています。

東京都に飛来した懐かしのコマドリ




上の写真は、2010年4月29日に望遠ズームレンズCANON EF70-200mm F4L USM+エクステンダー1.4IIを一眼レフCanon EOS 7D に装着し手持ち撮影した写真です。

その日のブログに掲載した文章をそのまま以下に記載します。

 

今日、東京都に飛来したコマドリです。
毎年、飛来するコマドリですが、滞在期間も短く半日滞在か、1日滞在なので翌日撮りに行っても撮れないことも多いのですが、今年は、情報入手が当日だったので撮ることができました。とても感謝の1日でした。

 

飛来するコマドリは、この場所は通過するだけなので、目的地到着は5月頃と思われます。

5月には以下のように現地で囀っていたことでしょう。

上の写真は5月に八ヶ岳山麓で撮影したコマドリです。

路傍のツルニチニチソウ

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上の写真は、Xperia XZ Premium SO-04J docomoスマホで手持ち撮影しました。
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上の写真はコンパクトデジカメPanasonic FZH1 (光学20倍(24mm-480mm)LEICA DC VARIO-ELMARITレンズ)で手持ち撮影しました。

路傍の紫の花が今年も元気に咲いています。
近所でよく見かける花です。

ツルニチニチソウのようです。

ツルニチニチソウは、キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属に分類される多年草もしくは低木だそうです。春から秋にかけての長い開花期が特徴の日々草とは別の属に分類される近縁種で、花の姿はよく似ています。ただ、日々草一年草なので、性質は全く異なるようです。

懐かしい手賀沼遊歩道の桜とコイカル

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 日曜日(2012年4月8日)は、風もなく暖かい一日になりました。遊歩道のコイカルが、咲き始めの桜のつぼみを食べにやってきました。枝から枝に飛び移りながら、懸命に食べています。この時期のご馳走なのでしょうか?人はお花見でご馳走を食べますが、コイカルは、「花より団子」ならぬ「花よりつぼみ」なのでしょうね。いつも、桜とコイカルを撮ると、毎年の遊歩道の4月の風情なのに、とても楽しい気分になります。コイカル君が、「春が来たんだよ」と言っているような気がします。

 

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繭を食べるコイカ


「つぼみ」を食べているように見えましたがよく見てみると何かの「繭」のようです。

繭は、イラガの終齢幼虫(前蛹)で越冬中のものだそうです。

 

上の写真は、2012年4月8日、キヤノン望遠ズームレンズCANON EF70-200mm F4L USM+エクステンダー1.4IIを一眼レフCanon EOS 7D  に装着し手持ち撮影した写真です。

2012年4月9日に本ブログにこの文面で掲載しました。

 

この頃は毎年コイカルが手賀沼遊歩道に居てくれて楽しませてくれました。

桜の花が咲く頃いつも思い出します。

 

探査機はやぶさ2、世界初となる小惑星にクレーターを作る衝突実験に成功

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インターネットテレビ画面をPanasonic FZH1(20倍(24mm-480mmLEICA DC VARIO-ELMARITレンズ)で撮影しました。

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同じくFZH1で撮影しました。

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以前撮影したハヤブサ(一眼レフCanon7DにレンズCANON EF70-200mm F2.8L IS II USMに2倍のテレコンを装着し手持ち撮影しました)

 

宇宙航空研究開発機構JAXA)は5日、探査機はやぶさ2が世界初となる小惑星にクレーターを作る衝突実験に成功したと発表しました。

はやぶさ2は同日午前、小惑星リュウグウへ衝突装置をぶつける実験に挑み、はやぶさ2から分離された小型カメラが撮影した画像が地球へ届き、リュウグウの表面から岩石などが砕けたとみられる物質が飛び散る様子が写っていたそうです。

はやぶさ2は2月にリュウグウへの着陸に成功し、表面の物質を採取できたとみられており、それに続く快挙となりました。

 はやぶさ2は5日午前11時ごろに衝突装置、続いて小型カメラを分離(し、爆発の影響から身を守るため、リュウグウの裏側へ退避しました。

衝突装置にはタイマーが付いており、分離から40分後に爆発し、ソフトボール大の銅のかたまりをリュウグウ表面へぶつけました。

 

JAXAによると、退避は計画通り実施され、探査機の状態は正常だそうです。

 小型カメラは、はやぶさ2から分離された後、リュウグウから約1キロ離れた宇宙空間に浮かんだ状態で、衝突装置が爆発し、銅のかたまりがリュウグウ表面に衝突する様子を1秒に1枚のペースで撮影したそうです。

 

分離後は、カメラの方向やシャッターを切るタイミングなどは調節できないため、衝突の様子を撮影することは難易度が高いとみられていました。

 

1枚目の写真は、本日朝、はやぶさ2の管制室があるJAXA相模原キャンパス会場で、吉川 真(よしかわ まこと)
JAXA 宇宙科学研究所 宇宙機応用工学研究系 准教授
はやぶさ2」プロジェクトチーム ミッションマネージャ

が説明しているインターネット映像です。

 

2枚目の写真は、同日午前10時56分に衝突装置を切り離した数秒後に撮影したもの。写真の左上に丸い衝突装置があり、リュウグウへ向かって下りていく様子が写っていました。


3枚目の写真は、以前、外房の断崖にいた猛禽のハヤブサを再掲しました。

 

カメラには、リアルタイムでデータを送信するためのアナログカメラと、科学的な分析のため宇宙での衝突実験をより鮮明に記録するデジタルカメラの2台が搭載されていたとのことです。

はやぶさ2が今後の目標も達成するように「元気にはばたくハヤブサの写真(Canon EOS7Dで撮影)」を添付しました。。