なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

黒い実をくわえて飛ぶエゾビタキ

秋晴れの昼下がり、エゾビタキが、ミズキの木にとまって、トンボをフライング・キャッチしようと空を見つめていましたが、あまり自信がないのか?なかなか飛びません。

そのうちに飛び立ちましたが、何もとらずに戻ってきました。気を取り直して、再度、飛んで行きました。今回は頑張って、見事に黒紫っぽい実をくわえてきました。ミズキの実です。

近くにミズキの熟れた実が、たくさんあって、簡単に食べれそうなので、トンボなどを捕るよりも、ミズキの実のほうを選んだようです。

このエゾビタキは、実をくわえて飛んできますが、枝につかまると、すぐに呑み込んでしまうようで、枝にとまった後は、実をくわえていません。

エゾビタキは、夏季にシベリア南部、サハリン、カムチャツカ半島南部等で局地的に繁殖するので、名前に蝦夷(えぞ)がつくそうです。冬季はフィリピン、セレベス島、ニューギニア等へ南下し越冬するそうで、日本では、主に秋に見られる旅鳥です。


トンボを捕るのを見たいと思いましたが、その後もミズキの実ばかりを選んで、トンボはとりませんでした。

エゾビタキもイージー・ゴーイングなのかもしれませんねぇ〜。