なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

師走のジョウビタキ

良寛(りょうかん)の 手鞠(てまり)の如(ごと)く 鶲(ひたき)来し」 (川端茅舎)


詩歌に詠まれる「ひたき」は、ジョウビタキのことです。

なぜかというと、ジョウビタキを漢字で書くと、「常鶲」、「上鶲」と書きます。これは、ジョウビタキが「ヒタキの代表で、最上のひたき」と思われていたことからきているようです。

またそれ以前に使われていた「尉鶲」(じょうびたき)というのは、尉(じょう)は、「白髪の老人」のことで、「下に残り火があり、上のほうは、白い灰になっている炭火」の意味です。ジョウビタキの雄の姿は、「頭部が灰白色」なのでこの字が使われたようです。

最初にひょっこり現れたのは、ジョウビタキのメスでした。
ジョウビタキのメスも目がぱっちりで可愛いですね。


でも、その後、その近くの枯草にオスも現れました。

なるほど、オスの頭は、灰白色ですね。



ジョウビタキ

ジョウビタキ