なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

人懐こいジョウビタキ♀

渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)の林で人懐(ひとなつ)こいジョウビタキに会いました。

ジョウビタキの♀は、オスに比べてとても可愛いクリクリした目をしています。

このジョウビタキは、いつも道路脇の林で採食しているようで、道路を歩いていると、私の回りに何度も現れて、写真を撮ってくれと言わんばかりに。いろんなポーズをしてくれました。

ジョウビタキを撮りに来ているわけではないのですが、可愛いのでつい撮影してしまいます。


ジョウビタキは、日本ではあちこちに飛来する冬鳥で、積雪のない地方で越冬ので平地から低山の農耕地、住宅地、公園、河原などでよく見かけますが、中には北海道や本州中部の高原地帯で繁殖するものもいるようです。

名前のジョウは「尉」で銀髪のことでヒタキは「火焚」で、火打石をたたく音に似た音を出すことからジョウビタキなのですが、この名前はオスのジョウビタキの姿から名づけられたようです。

ジョウビタキは、翼にある白い斑点をキモノの紋に見たてて、モンツキドリとも言われ、ときどきぴょこんとおじぎをして尾をふるわせます。

オスは切りっとした顔つきですがメスは、くりくり目がとても可愛い冬鳥です。




「山寺の 石の苔(こけ)はむ ひたき哉(かな)」  (中 勘助)

{豆柿を ひたき占(し)めゐる 峠(とうげ)かな」  (中 勘助)