美しく芽吹いた緑色のしだれ柳の枝が、風に吹かれています。
上の2枚の写真は、カワセミがよく来る柳ですが、ここにカワセミが来た時は、茂みにかくれて見えなくなってしまいます。
別の日に手賀沼遊歩道を歩いていたら柳の中に鳥が見え隠れしています。
撮影しようとこの柳に近づいたら逃げられてしまいました。
でも、逃げた鳥は、すぐ近くの枯れ枝にとまりました。
オスのアオジのようです。
このアオジの前にとまっていた柳を見てみると、また、鳥がいます。
芽吹いた柳の芽を食べているようです。アオジのメスもいるようです。
茂みがアオジを隠してしまうのですが、このアオジは柳のてっぺんにもとまってくれました。
アオジたちが、柳の周りを楽しそうに飛び回る今、まっただ中の春の朝の風情です。
「やはらかに 柳あをめる 北上の
岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに」
(石川啄木 「一握の砂」)
(意訳)
やわらかく柳の芽が青く色づいた北上川の岸辺が目に見えるようです。望郷の涙をさそうかのように。