なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

綺麗になった雄のコガモ

秋もだんだん深まって湖畔の紅葉も赤く色づいてまいりました。

その紅葉の下をスィーとコガモの雄が通り過ぎていきます。

この池にコガモが飛来したのは10月の初旬でしたが、そのころの雄は、雌に似たエクリプスで地味な羽でしたが、いまでは綺麗なコガモの雄に変身しています。

注)エクリプス:鳥類用語で、換羽して「雌のような地味な姿になった雄のカモ」のこと。これから真冬にかけて、地味なエクリプスから美しい繁殖羽に変わってゆきます。

暖かい秋の陽射しをあびてコガモは気持ちよさそうに湖面を動き回っています。

穏やかな時間がゆったりと流れています。



「日あたりの 入江にたまる 小鴨哉」      (正岡子規