なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

る梅雨空の上高地(河童橋から明神館)の林間の風景と岩魚(いわな)

7月4日乗鞍高原を出発し上高地に向かいました。

乗鞍高原の朝は夜来の雨もようやく止んで曇り空となりました。

これから向かう上高地の天気予報は9時以降は晴れの予定です。

上高地に近づくと晴れてきたので、天気予報どおりと思っていたのですが・・・?

上高地の駐車場から河童橋に向かう間にイワツバメの飛翔やキビタキなどが見られましたが、まだ曇り空で辺りは暗いので、その場に留まらないで、河童橋を過ぎ明神地区への林間の道を辿って探鳥を開始しました。

開始早々ミソサザイの囀りが近くで聞こえてきましたが、葉っぱに隠れて姿が見えません。

コサメビタキキビタキなどが林間に見え隠れしていますが、撮影はできませんでした。

なかなか鳥の撮影ができない状況で歩いていると、大きな岩魚(いわな)が悠然と澄んだ水に姿を現しました。

鳥ではないので普通は撮影しませんが大きな岩魚だったので撮影してしまいました。

林間の道は続いていて鳥の鳴き声は聞こえていますが、茂った葉陰が邪魔をするため姿を見ることができません。

道端の大木にカタツムリがへばりついています。最近、でんでんむしは、見ていないのでこれも撮影!

期待していたコマドリの囀りはなかなか聞こえてきません。

そのうえ晴れの予定だった上高地の天気は、だんだん暗くなり雨がパラパラ降り出しました。

私は雨具を持ってきていなかったので途中で引き返そうかと思ったのですが、コマドリに会いたいので上高地始まりの地とも伝わる明神地区の一軒宿、「明神館」まで歩いてしまいました。

さすがに明神館に近づくにつれコマドリの囀りが近くに聞こえ、ホドトギスの声もきこえてきます。うまくすればコマドリの撮影ができるのかと期待しましたが、声ばかりでコマドリは出てきてくれません。

外はだんだん暗くなりとうとう雨が本格的に降り始めました。

そこで。明神館の食堂で雨宿りをしながら早い昼食を食べることにしました。

この食堂では、店員の薦めるカレー・ライス(千円)を食べました。

カメラと折りたたみ椅子など4〜5キロの荷物を持って一時間以上雨の中を歩いた後の昼食はとても美味しく感じました。

この売店で雨具のポンチョを購入して引き返すことにしました。

このポンチョを着て雨に備えましたが、カメラのレンズもボディも防塵防滴(ぼうじんぼうてき)なので、むき出しのままで、コマドリの出てくるのを待ちましたが、雨はさらに激しくなり撮影が困難になりました。残念ですが、このスポットを後にして帰り道に期待しました。

雨は、ますます激しくなり滝のように降り始めたためカメラは水浸しになってしまいました。

道の途中でもコマドリの声は近くで聞こえたのですが残念ながら撮影できませんでした。

悪戦苦闘しながらようやく駐車場に全身ずぶ濡れになって到着しました。

上高地の探鳥工程、1万5000歩の雨中の苦闘の結果は、残念な結果となってしまったので以前撮影したコマドリの写真を参考写真として掲載します。


雨上がりの上高地河童橋

林道脇の大木

木にへばりつくカタツムリ

上高地の清流

大きな岩魚


明神地区の川の風景

参考写真:以前撮影したコマドリ