なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

再掲:八月の元気者セッカ

今回も2013年8月掲載の「八月の元気者セッカ」を再掲します。


各地で、連日の猛暑日がつづいています。高知では、日本の観測史上最高の気温41°Cが記録されたそうです(8月12日)。

利根川下流の笹川付近の葭原も、灼熱地獄のような熱気で燃えたぎっています。
今まで、うるさいほど大声で鳴いていたオオヨシキリの声も全く聞こえなくなっていますし、コジュリンの声も聞こえません。

そんな時、上昇しながら澄んだ声でヒッヒッと繰り返し、下降する時にチャッチャッと鳴く小さな元気者がいます。

セッカです。

セッカは、スズメより少し小さなウグイスの仲間の鳥です。

いたずらっぽい目と、足を開いて草にとまる独特のポーズの愛くるしいセッカですが、草むらに逃げ込むのも得意で、なかなか姿をみせてくれないのです。

今日(8月12日)の灼熱の昼下がり、上空で鳴いていたセッカが、私の近くに降りて来て、草にとまりました。すぐに私に気が付いて、草むらに姿を消しました。一瞬でしたが、運よく撮影できました。何か得した気分になりました。