茨城県ひたちなか市にある磯崎海岸は、岩場に波が打ち付ける豪快な海岸です。
早春の朝、その岩場にシノリガモの群れがやってきました。
岩の上にいるシノリガモもいますし、荒波の中にいるシノリガモたちもいます。
寄せては返す波又波、この荒れた荒海の中、シノリガモの群れが、岩礁近くでサーフィンを楽しむように、まるで遊んでいるように、波の間に間に浮かんでいます。
シノリガモたちはこの荒波に潜り、主に貝類、魚類、甲殻類を食べているようです。
また、寄せ波、引き波にうまく乗って岩に付着している海苔(のり)をクチバシの先を前方に押し出すようにして取って食べているのでしょうか?
いずれにしてもシノリガモは、この荒磯(ありそ)を物ともしないタフな鴨です。
シノリガモたちは荒波にも負けないで懸命に活動しています。
太平洋の豪快な波とシノリガモの見事な調和の風景です!
「雪空ゆるがして 鴨らが白みゆく海へ」 (種田山頭火)
以下の写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USM+エクステンダー1.4IIをCanon EOS 7D Mark II に装着し手持ち撮影しました。