なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

大山祇神社の御神木

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旅行中の娘夫婦から送られてきた大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)の御神木の楠木(くすのき)です。

 

大山祇神社の歴史は今からおよそ2600年前にさかのぼります。

神武天皇御東征(南九州地方より奈良地方へ御東征したと伝えられる)にさきがけて、御祭神、大山積大神の子孫小千命(おちのみこと)が先駆者として伊予二名国(いよふたなのくに四国)に渡り瀬戸内海の治安を司どっていたとき、芸予海峡の要衡である御島(大三島)を神地と定め鎮祭したことに始まると伝えられます。

 

大山祇神社は全国の三島神社大山祇神社の総本社で、つい最近までは陸続きでなく瀬戸内海に浮かぶ島だったことも幸いしたのか日本最古だと言われる原始林社叢(げんしりんしゃそう)におおわれ楠木群を形成しており、その内38本が「大山祇神社の楠木群」として国の天然記念物に指定されています。

目通り1メートル以上のもの三十八本、1メートル以下のもの数百本群生しておりその最大のものは拜殿の正中に立ち根回り20メートル、目通り11メートル、高さ15.60メートル、神木として伝えられています。次いで著しいものは第三号樹は本殿裏の林地に立つ巨樹で高さ48メートル、根回り70メートル、目通り8メートルで円形にひろがっています。根株がことに美しく樹勢きわめて旺勢であるとのことです。

また、神社に併設された国宝館に国宝の日本刀、甲冑が沢山あり、一見の価値があるそうです。