なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

我孫子駅南口付近の白梅の開花

 

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上の写真はキヤノンEOS5DにCanon EF200mm F2.8L USM×2倍のテレコンを装着して手持ち撮影しました。

 

2月8日、我孫子駅南口付近、八坂神社裏の梅林の白梅です。たった一つだけ咲いていました。この梅の花の開花をメジロが楽しみにしていることでしよう。
 

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ    服部嵐雪

厳しい寒さの続く日は、春の暖かさが待ち遠しいものです。そんな気持ちを表わした俳句です。

作者の嵐雪は、松尾芭蕉の優れた弟子の一人に数えられ、江戸時代に活躍しました。彼の代表作が冒頭に示した一句です。意味は、「梅の花が一輪咲いた。冬の寒さがほんの少しやわらぐように、その一輪の梅にほのかな春の暖かさを感じます」。

  喫茶去 クレンペラーベートーヴェン

              交響曲全集を聴く

今回は、ウィーン芸術週間ライブを聴いてみました。

 
フィルハーモニア
 
1960年ウィーン芸術週間ライヴ!
 
Music&Arts レーベル盤
 
「第九についてもこれに匹敵する演奏はない」(ハインリッヒ・クラリーク)
「しかしなんという緊張と迫力。なんという剛健さ、なんという構造の明快さ、そして賛歌のごときエクスタシー」(エクスプレス紙)
と絶賛された伝説のチクルスです。
 
クレンペラーベートーヴェン交響曲全曲をチクルスで演奏することにこだわりがあり、フィルハーモニアとも3回目のそして海外で初めての挙行となったのがこの1960年ウィーン芸術週間でありました。この圧倒的大成功をおさめたこの演奏会を当時聴いていた外山雄三氏は「指揮はクレンペラーですばらしかった。フィルハーモニアというのも我々がレコードで聴くのと全く同じ音ですよ。非常に艶がある。ツヤツヤしている。あんな艶のあるオーケストラは聴いたことがない。それにアンサンブルが完璧です。クレンペラーは非常に偉大な人格だから、かれの人間でもって非常にすばらしい演奏になるのです」(レコード芸術 昭和35年8月)と激賞されておりました。実際今きいても異常な緊張感と迫力にあらためてクレンペラーの偉大さを思い知らされました。
現在では様々な復刻が登場し(いずれも歴代最高音質を謳っていますが)、当M&Aレーベル盤はチェトラ以降の復刻の先鞭をつけたもので、現在の乱立のさきがけとなった名復刻です。
と宣伝されています。
 
今日は、運命と田園を聴いてみましたが、クレンペラーの意志の強い力強い演奏に圧倒されました。