上の写真は、Ymobileスマホのエクスペディア8で撮影しました。
8月10日芝生の上に虹が見えました。
暑い夏、芝生の散水後に生じた虹です。
虹は、大気中に浮かんだ無数の微小な水滴群によって太陽の光が屈折した結果として現れる現象です。
太陽の光には、さまざまな色の光が混ざりあってできています。また、光は、空気と水のように異なる物質を通過するとき、その境目で折れ曲がって進みます。これを光の屈折と言いますが、屈折の角度は光の色によって異なるため、混ざりあった光を色の帯に分けることができます。
これを分光といい、太陽の光は、虹の7色と言われる赤、橙、黄、緑、青、藍、紫に分けられるのです。
虹を7色と主張したのはアイザック・ニュートンなのだそうです。
ニュートンは太陽光の研究をしており、18世紀の初めにこれらの見解をまとめた『光学』という本を著しているようです。
このなかで色の屈折率などの研究を紹介するとともに、光のスペクトル実験から、虹の色は7色だとし、それまでヨーロッパでは虹は5色という説を覆したのとのことです。
ニュートンが新たに加えたのは“橙”と“藍”(あい)でした。
明治期を迎えた日本には、西洋科学の知識が押し寄せ、学校教育に取り入れられていきます。
こうした流れのなかで『虹は7色』だと定着していったようです。
ニュートンの著書『光学』では、この光のスペクトルの実験のほかに、「光は粒子である」という説をも発表しました。
光がつねにまっすぐ進む性質や、鏡などで反射する性質は、光が粒子だと考えれば理解できます。
でも、光は波だと考える物理学者もいて、粒か波かの論争が物理学を発展させました。
実は、光は、電磁波という波の一種です。そして、粒子(りゅうし)つまり「物」としての性質も持つ不思議な存在です。