ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全曲(3CD)
キーシン、コリン・デイヴィス&ロンドン交響楽団
キーシンが30代半ばに満を持して録音したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集。細部の彫琢、細やかな表情、それに堅固な構築力を見せつけて、すでに大家の風格を備えている。C.デイヴィスとLSOによるバックも万全。
エフゲニー・キーシン、初のベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集。現代を代表するベートーヴェン指揮者の一人、コリン・デイヴィスと収録!
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集の録音は、どんなピアニストにとっても極めて重要な経験です。このピアノ協奏曲は何世代にもわたり、ハイドンやモーツァルトといった古典主義を卒業して初めてロマン派に挑む際にアーティストの技量を計る試金石とされてきました。
これまでにこれらの作品を何度となく演奏し、その一部についてはレコーディングもしているエフゲニー・キーシンですが、この非常に個人的な表明を行うために最高の音楽的環境が整うのを今まで待っていました。
「ジェーニャ(キーシン)やサー・コリンと一緒にベートーヴェンの5曲をレコーディングするのは、本当に素晴らしい経験だった。素晴らしい演奏、素晴らしい楽曲、まさにベートーヴェンそのものだった」(ジェイ・デイヴィッド・サックス:レコーディング・プロデューサー)
エフゲニー・キーシンは1971年モスクワ生まれ。その音楽性、解釈の深さと詩的な資質、高度な技術によって、世界の新世代の若きピアニストの先頭に立っています。アバド、ムーティ、小澤といった偉大な指揮者と共に演奏を行い、米・欧・日本では定期的なリサイタル・ツアーも行っています。2008年11月から12月にかけて、リスボン、マドリッド、ルツェルン、ジュネーブ、ブリュッセル、アムステルダム、ミラノで、そして2009年1月にはパリとトゥールーズで、プロコフィエフとショパンの作品をフィーチャーしたリサイタルを行う予定。その後、2009年4月には来日公演も予定されています。(EMI)
ベートーヴェン:
・ピアノ協奏曲第1番ハ短調作品15
・ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
・ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品27
・ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73『皇帝』
エフゲニー・キーシン(ピアノ)
ロンドン交響楽団
コリン・デイヴィス(指揮)
爽快で素敵な演奏でした。