なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

中沼田のタヒバリ

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上の写真は

TAMRON 高倍率ズームレンズ 18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLD キヤノン用 APS-C専用のレンズを装着し、一眼レフEOS7DマークⅡで手持ち撮影しました。

3月18日午後、すごい強風の、中沼田の田圃にいたタヒバリです。

 

タヒバリは、背面が土のような褐色をしたセキレイ科の鳥です。

腹は白く喉元にかけて褐色の紋が不規則に入ります。

頭も褐色ですが、目の周りと眉斑は明るく淡い黄褐色をしています。

脚は淡い赤色をしていて、歩くときはセキレイ科の鳥らしく尾羽を上下させます。
姿や色、危険を感じると一斉に飛び立つ様子などからヒバリとついていますが、セキレイの仲間だそうです。

タヒバリは、田雲雀(たひばり)、畦雲雀(あぜひばり)、溝雲雀(みぞひばり)、土雲雀(つちひばり)、川雲雀(かわひばり)などと呼ばれてきたようです。

また、古名の犬雲雀(いぬひばり)は、ヒバリに似ているがヒバリではないニセモノのヒバリと意味で付けられているようです。

また、シベリアなどから冬に飛来する渡り鳥なので、季語は冬です。

 

「畦雲雀 夕波あかりに 見えにけり」      中村草田男