なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

アキアカネ

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上の写真はキヤノン一眼レフEOS Kiss X7にキヤノンEF70-200mm F4L IS USM を装着して手持ち撮影しました。

 

黄色の構造物に赤とんぼがとまりました。

秋を代表する赤とんぼアキアカネ です。

アキアカネは田植えが始まるころ羽化し、夏の間は涼しい山のほうへ移動します。

平地の温度が30度をきってくる初秋のころ集団で山から移動してきます。

今年も赤とんぼに会うことができました。

シオカラトンボ

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上記写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

秋の陽射しをあびて飛んでいたシオカラトンボは、地面に着地しました。

 

古来、わが国は、秋津島(あきつしま)と呼ばれ、トンボがいっぱいいる「トンボの島」だったそうです。 「日本書紀」に大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)、「古事記」には大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)とあるようです。 トンボは、昔、秋津(アキツ、アキヅ)と呼ばれてきたようです。 アキツのツは、言葉をつなぐ接続詞なので「秋の~」という意味になり「~」は虫なので、秋津虫(アキツムシ=秋の虫)となり、トンボのことを意味しています。 秋は収穫(しゅうかく)の秋であり、その頃、たくさんのトンボが山から田んぼに下りてきて、田んぼの上を飛び回り、害虫を自分の体重ほど大量に食べてくれます。 トンボの攻撃力は強力であの獰猛(どうもう)なスズメバチでも食べてしまうほどだそうです。 最近のスズメバチ騒動(そうどう)の増加は捕食者(ほしょくしゃ)であるトンボの減少も関係しているのかもしれません。 したがって、トンボは、害虫を退治(たいじ)してくれて、豊穣(ほうじょう)の秋を実現してくれる「秋の虫」であり、豊穣の国である日本を「秋津島(あきつしま)」と呼んだようです。

 

現在、田んぼの土地改良などや工業用地転換。住宅用地転換などによって、日本は経済大国になっていますが、生物多様性(せいぶつたようせい)を犠牲(ぎせい)にして成り立っているのかも知れません。

 

 この都市公園の川辺のスペースも、トンボたちにとっては今では貴重な「楽園」となっているようです。

 

たくさんのシオカラトンボが、川面を群れ飛んでいます。

 

シオカラトンボのメスは、ムギワラトンボなので、この近くにいるはずですが、チョット見ただけなので、見つけられませんでした。

 

トンボたちが楽しげに飛んでいるのを見ていると、何かほのぼのとした気分になりましたが、すこし「さびしさ」も感じました。

 

 

「遠山が 目玉にうつる とんぼかな」     (小林一茶)  

ツツドリ幼鳥

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上記写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

桜の葉っぱの中にツツドリの幼鳥が潜んでいます。

ジットしています。

時々、辺りを見回しますが動きません。

初秋の太陽の陽射しがさんさんと降り注いでいます。

木陰にいるツツドリですが喉が渇くのかクチバシをあけてあえいでいます。

それでも動きません。

撮影するのに耐え難いので退散しました。

 

白いコスモス

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上の写真はキヤノンコンデジCanon PowerShot SX530 HSで撮影しました。

 

コスモス畑の白いコスモスたちが風にたなびいて揺れていました。

花名のコスモスは、ギリシア語の「kosmos」(意味は、美しさ、調和、宇宙など)に由来するそうです。

 

コスモス全般の花言葉は、

「乙女の真心」「調和」「謙虚」

とのことですが

 

白いコスマスの花言葉は「優美」だそうです。

 

白いコスモスの囁きは、 キャスリーン・バトルの歌うラフマニノフ作曲の『ヴォカリーズ』が聴こえてくる様な風情を醸し出しています。

 

「コスモスに 風ある日かな 咲き殖(ふ)ゆる」

     杉田久女(すぎた ひさじょ)

 

 

タマシギの親子

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上記写真は、キヤノン望遠ズームレンズEF100-400mmF4.5-5.6L IS USMをCanon EOS 7D Mark II に装着して手持ち撮影しました。

 

先日掲載した刈田にタマシギの親子が歩いていました。 29日の朝には3羽いた子供が午後には2羽になっています。

 

1羽はイタチに捕食されたそうです。

 

その故か、オスの親に子の2羽はくっついて歩いていました。