なかなかなかね野鳥と自然の写真館

疾風怒涛の時代が過ぎ去っていきます。私たちがその中で、ふと佇む時、一時の静寂と映像が欲しくなります。微妙な四季の移ろいが、春や秋の渡りの鳥たちや、路傍の名もない草花にも感じられます。このブログは、野鳥や蝶、花や野草、四季の風景などの写真を掲載しています。

池で泳ぐカワアイサ

小諸発電所第一調整池のカワアイサです。アイサとは、万葉の時代から人々に親しまれて来た言葉のようです。アイサの名前は「秋去り」から転じたものとも言われており、日本の広い範囲に冬鳥として渡ってきます。日本では4種を見ることができ、カワアイサもその一つです。カワアイサは、警戒心の強い鳥でなかなか近くで撮れません。今回も人影が近付いたらすぐに、飛んで行きました。飛ぶ前にようやく撮ることができました。掲載写真は、カワアイサの十数羽の集団の中の一部で、頭が緑の1羽の雄のまわりに頭が茶色の雌3羽いる部分を切り取った写真です。写真の上部は、凍っていてカモたちはそのまわりを泳いでいます。

「山の際(ま)に渡る秋沙(あいさ)の行きて居むその川の瀬に波立つなゆめ」(万葉集 読み人しらず)